07 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. // 09

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[edit]

trackback: -- | comment: --

眠れぬ夜 

久々にブログを書く時間が突如できました。
なぜかというとタイトルの通り、「眠れぬ夜」がやってきたからです。「眠れぬ夜」があるということは「眠たい昼」があるわけで、要は時差ボケが治らないという状況なのです。

さて、その前にひとつご報告事項がございます。
私、9月末をもちまして8年間勤めた会社を退職致しまして、10月より新しい会社で働いております。
8年間楽しく遣り甲斐のある仕事を任せてもらって大きな不満は何も無かったのですが、前からやってみたかった新しいチャレンジをすべく、思い切って転職を決意しました。前の会社の会長、社長、チームの皆さま、そしてお客様には迷惑をかけることになってしまいましたが、最終的には温かく送り出して頂き、送別会では感動のあまり泣いてしまいそうでした。そして、10月からは一段と規模の小さな会社で新しい部門の立ち上げをやることになり、高揚感と不安感が入り混じる中、船出をしたところです。

と、いきなり入社してすぐに10日間の海外出張を命じられ、はるばるアメリカ合衆国まで行って参りました。
久しぶりの連日の英語のシャワーに、アメリカンな大雑把で量が多い食べ物に、ワインに、呑み込まれてしまい(笑)、すり減ってしまいました。が、かなりの刺激を受け、先日帰国したところです。

そして帰国翌日、ぼーーっとしたまま会社に行き、前から予定していた飲み会に出かけ、12時頃に帰宅。
出張疲れ+アルコール、普通は超眠いはず。にもかかわらず、なぜか頭が冴えきっている。ナチュラル・ハイ状態なのか。そんな私はネットをいじっていた高校生の娘に、「中間テストが終わったばかりの今こそ勉強すべきじゃないのか。お父さんが数学を教えてやるから教科書持って来い」となぜか言ってしまったのでした。

言う事を聞かないと思っていた娘がなぜか素直に「はーい」と教科書を持ってきた。で、何を教えて欲しいのか聞くと「積分」だと。えっ?積分?!そんなもん、高校の頃にやったきり、覚えてないぞ。。そこからお父さんが持てる頭脳を120%活用し、必死で教えたのでした。終わった頃はもう2時前で、そこから風呂に入り、さあ寝ようかと思ったら、頭が冴え過ぎて眠れない。気がつくと、5時、6時、7時。。。眠れないまま起きていたが、ずっと体がだるい。午後から寝ようかと思いベッドに入るも眠れず。やばいぞ、やばいぞ、しかしこれだけ眠ければ夜は寝れるだろうと。

そして夜が訪れた。夜10時に倒れるようにベッドに入り爆睡したはずだった。。。
「あー、ぐっすり寝た」と目がぱっちり覚めた時、まだ外は暗かった。「早起きし過ぎたけど、よし朝からスッキリだ!」と思って、時計を見たら愕然とした。なんと夜12時。わずか2時間しかたっていない。
さて、そこからが寝れない。3時過ぎまで寝ようと頑張ったが眠れず、しょうがないので深夜テレビを見ることにした。いつか眠くなるだろうと思っていたが5時になっても眠れず。

結局、眠りについたのは7時頃。そこから10時半まで寝たが全くスッキリしない。
昼飯時に起きたものの、再度12時半頃にベッドに入り、気がつくと3時過ぎ。完全な昼夜逆転だ。。。。
夕方から夜にかけて何かテンションが上がってきて、現在日付が変わろうとしていますが、頭は冴えきっている!!さあ、今日は何時に寝れるのか?明日の仕事は大丈夫なのか???

というわけで「眠れぬ夜」がやって参りました。
これで雨が降ると、忘れかけてた愛がよみがえるので、早く寝ないと!!(笑)

スポンサーサイト

[edit]

2013年8月に読んだ本(16冊) 

忙しくてブログ更新が遅くなりました。
8月の読書まとめです。

読書スピードは色々ありまして、8月後半からぐっと遅くなったのですが、前半はいいペースで結局16冊。
小説では久しぶりに読んだ吉本ばななの「TSUGUMI」は夏の思い出として読む本としては色褪せない物語でした。また重松清の「十字架」にはとても考えさせられました。いじめの傍観者が背負わざるを得なかった十字架について、既に親となってしまった僕にはとても重かったです。

ビジネス書ではないけど少し政治的なもので「アメリカが日本に昭和憲法を与えた真相」は昨今の憲法改正論議を聞く中で、とても勉強になりました。簡単に結論は出ないけれども、国益を考えて最高の決断をして欲しいですね、日本のトップに!

8,9月は今後の自分のキャリアの中で、大きく変化をもたらす出来事があったので、またそのことも別途書きたいと思います。では今日のところはこんな感じで。。と言いつつ、また1カ月放置するかもーーーー(笑)

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4004ページ
ナイス数:164ナイス

間抜けの構造 (新潮新書)間抜けの構造 (新潮新書)感想
ツービート結成の時に、きよしさんに「オレがお前に漫才を教えてやる」「お前は本当に間が悪いな」と言われたというエピソードは笑える。さて、この本、どこを読んでも面白いが、最後のページのこの箇所は圧巻だった。【「生と死」というよくわからない始まりと終わりがあって、人生というのはその”間”でしかない。人間というのは、一生”間”のことしかわからなくて、その”間”がどうやって生じるか、ということは絶対にわからないようになっている。だからこそ、その”間”を大事にしよう。】そう考えると、たけしさんの生き方も分かるな。
読了日:8月1日 著者:ビートたけし
頼むから静かにしてくれ〈1〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)頼むから静かにしてくれ〈1〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)感想
カーヴァー初期短編集。後半に世に出た作品と比べると、やや深みにかける部分もある。偉い人、ちゃんとしている人は殆ど登場人物に出てこなくて、幸せそうな人も出てこない、お金持ちも出てこないし、どちらかというと中流以下(=ロウアーミドル)の人ばかり。日常生活からちょっとだけずれた、ちょっとだけ不幸せな話(笑)を書かせると、カーヴァーはすごく上手く書く。読後の爽快感は無いけれど、今の年齢になったら分かる。こういう日常の中に、人生は詰まっているのだと。深い感動は与えてくれないけれども、知らず知らずに重しを残すのだ。
読了日:8月2日 著者:レイモンドカーヴァー
おじいさんの思い出おじいさんの思い出感想
僕の初カポーティ-は学生の頃に読んだこの作品。えっ、これがあのカポーティ-?!と思える程、とってもピュアな作品。おじいさんから受けた愛情は、少年の心に深く刻みつけられ、ずっとずっと忘れられない思い出として残ってゆく。愛情は形にはならないけれど、それが深ければ深い程、思い出としていつまでも取り出せる。僕もおばあちゃんからそんな愛情をもらった気がする。今でもあの夏の日を思い出したりする。僕もいつかおじいさんになって、孫の心に残る愛情を注ぐ日がくるのかな。
読了日:8月3日 著者:トルーマンカポーティ,山本容子
十字架 (100周年書き下ろし)十字架 (100周年書き下ろし)感想
いじめにあって自殺に追い込まれた中学の同級生とその両親、そしてその同級生の遺書に名前を書かれたふたり。ひとりは”親友”として、もうひとりは好きだった女の子として。また遺書には決して許さないとして名前を書かれたふたりの男子もいた。そしていじめていたのに名前を書かれなかった者も。遺書の謎は最後まで明かされないが、遺書に名前を書かれたことで、それぞれが背負ってしまった”十字架”からは簡単には逃れられない。いじめについては書きたいことがいくらでもあるが、重松さんは本当に上手く書く。僕の感想は不要だ。読んで欲しい。中学生の頃を思い出す。やはりイジメはあった。主人公もそうだったが、僕も見て見ぬふりをしたことがあった。いや、しょっちゅうだったかもしれない。ひょっとしたらこの本のような事が起きたかもしれない。そう思うと、心が重くなる。そして、僕は今、ふたりのこどもの父親だ。その観点から考えると、いじめた奴の事はどんなことがあっても許さないだろうと思う。でも、傍観者に対しては、どうなんだ。。。重松さんは傍観者も同じだと言う。 僕もまた誰かをどこかで見殺しにしてしまってはいないだろうか。いじめの事を考えるために頭がぐるぐる回る。誰だって当事者になれる、簡単に。加害者、被害者、それぞれの親、そして傍観者。立場が変わると、その立場での背負う十字架は変わる。どの十字架が重いかなんて、誰にも分からない。。
読了日:8月4日 著者:重松清
TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)感想
夏休みに読むには季節感たっぷりの小説。たぶん学生時代に単行本で読んで以来。娘の本棚にあったので勝手に借りて読んでみた。若い女性が主人公の話なので、共感できるかなって不安だったけど思い過ごしだった。夏の風景と匂いがページを繰るごとに、心に浸みこんでくる。懐かしい思い出が蘇ってくるようだ。主人公の”つぐみ”のキャラクターが秀逸!久しぶりの吉本ばなな、最高でした。娘よ、サンキュー。で、娘この本どうだった?って聞いたら、「数ページ読んで、いまいちだったので止めた」だと。お前に感受性はあるのか?!
読了日:8月6日 著者:吉本ばなな
オルタナティブ投資のリスク管理オルタナティブ投資のリスク管理感想
久しぶりにヘッジ・ファンドの本でも読んでみようと思い、会社の図書コーナーから借りた本。昔少し齧っていた頃に覚えた小難しいカタカナが、、、デルタ、ガンマ、コンベクシティ。デルタ・ニュートラルにするから、これは結局ガンマ・ロングのポジションなのだ、、、とか書かれてもうちんぷんかんぷんになってしまった(笑)。ヘッジ・ファンドは絶対に数学力が必要だ。こどもたちに、「数学なんて大人になったらいらんよね?」と聞かれて、「そうやなあ」と答えていたが、お父さんには必要だ。
読了日:8月7日 著者:ラース・イエーガー,みずほ信託銀行運用ソリューション室
頼むから静かにしてくれ〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)頼むから静かにしてくれ〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)感想
”どこにでもいるごく当たり前の、良心的に生きようと努力している筈の人間が、何かの原因によって、人生の落とし穴に落ち込んでいる風景”がカーヴァー的世界だと訳者は言う。カーヴァーの作品には、アルコール中毒、破産、妻の不貞といったような事がたびたび作品に出てくる。自分には全く関係ないと思いながら、自分にも降りかからない可能性が絶対に無いと言い切れるのか?と思わせるようなリアリズムが襲ってくる。それでも、ささやかだけれども、「温もり」がある。そのバランスがとても微妙で、読者を惹きつけるのだ。
読了日:8月8日 著者:レイモンドカーヴァー
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 09月号 [雑誌]Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 09月号 [雑誌]感想
今回の特集は「集合知」=外部の知恵。外部とのネットワークが活発になってきた時代だからこそ、組織内だけでは解決できない課題のために集合知を活用しませんかというもの。Appleはそういうことやってるけど、どうも日本企業は内製か購入、あってもアウトソーシング止まり。しかしクラウドを使えば、もっといいソリューションが生まれるかもしれない。巻頭記事では具体的な方法の一つとしてコンテスト(自社の課題をオープンにして幅広く外部から知恵を募集し、優秀なアイデアには報酬を与える)を挙げていた。さて、例によって面白いので続き 最後の交渉術に関する論文もgood。ハーバード流交渉術では感情を排せよと言いますが、そんな事を言っても交渉相手もこっちも機械じゃないし、スポック博士のようにはいかない。本論文では”感情は合意に達するためのカギ”で、EQを高めないといかんとしている。要は人間力ということ。そして交渉前に次の6段階の準備をしよう:1.どのような気持ちで交渉に入りたいか 2.それはなぜか 3.自分の感情を理想的な状態にするため、何ができるか4.交渉中にバランスを乱す要因は何か 5.交渉の最中にバランスを取り戻すために何ができるか 6.終わった時にどのような気持ちになりたいか――もはや交渉は心理学、神経科学だ。さてHEADのオーナーが変わった時、当時のNo.1プレーヤーであるアーサー・アッシュに売上の5%を払うという契約を反故に従っていて、役員会議で新オーナーの一言「ちくしょう。アッシュは俺の10倍の稼ぎじゃねーか」。これに対し素晴らしい担当者の返し「でも会長、アッシュはあなたよりずっとサーブが上手ですよ」上手い!!
読了日:8月9日 著者:
TEDトーク 世界最高のプレゼン術TEDトーク 世界最高のプレゼン術感想
TED、クマのぬいぐるみじゃないです(笑)Entertainment, Technology, Designの頭文字で世の中に広める価値のあることを伝えようという使命の元に、素晴らしいプレゼンテーションを行う場のことです。この本はTEDでの実例を元に、どうしたら最高のプレゼンができるかを語った本。本当は原書で読んだ方がいいのでしょうが、そこはほら、効率化(^o^)。伝えたいメッセージが決まったら、そのメッセージに深みを持たせる個人的な経験を話すといいようです。その経験は聴き手の感情を揺さぶるものがいい。
読了日:8月11日 著者:ジェレミー・ドノバン
塩狩峠 (新潮文庫)塩狩峠 (新潮文庫)感想
読むきっかけは息子の塾の問題に出題されたこと。続きが読みたいというので買ってあげたはいいが、手をつけないので例によって僕がまず読んでしまった。三浦綾子さんの作品は20代の頃に読んだ「氷点」以来。実在の人物をモデルにしたらしいが、このように他人を助けるために自分の命さえも捧げる人がいたのかという事実に驚愕した。真のキリスト教の信仰を実践した人だ。僕は別に信者ではないが、キリスト教の教えには、特段疑問の余地を挟まない。これをそのまま実践できれば、崇高な人格が出来上がるのだろうなと思う。天晴な主人公でした。
読了日:8月13日 著者:三浦綾子
風立ちぬ風立ちぬ感想
ひょっとすると初読かもしれない。読んでいたとしても高校か大学の頃。余りの文章の美しさにうっとりしてしまいました。四季のそれぞれの情景を表現力たっぷりに描写してゆく、これこそが日本語の美しさであり、日本の美しさではないかと。ストーリーそのものは、極めてシンプルかもしれませんが、当時の不治の病に冒されてしまった妻にサナトリウムで最期まで付き添った夫の心情を事細かに描き、情景描写とのバランスもまた見事な小説でした。じゃあ、滅法面白いのか?と問われると答えに詰まるのですが、言葉の美しさは堪能できます。
読了日:8月14日 著者:堀辰雄
アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相感想
改憲論議が盛んな今日この頃ですが、今の日本国憲法ってそもそも誰がどのような目的で作られたのかを復習してみようと思って買った本です。占領軍によって、日本が今後アメリカに歯向かわぬように作ったのが日本国憲法であるという事実と、世界に類を見ない極めて崇高な理想を持った平和憲法であるという事実。ガルブレイスは、「平和憲法お陰で日本は経済的に成功し、世界で平和を志向する国として尊敬されている。誰が作ったかは関係ない。いい憲法はいい憲法なのだ。」と言う。確かにそうかもしれない。でも、本当にそれでよしとしていいのか?大きく地政学的リスクも変化した。正直、日本の外交はこれまで何も考えてこなかった。沖縄に多くの米軍基地があり、ほぼ治外法権が認められているということは、極端な話、まだ占領状態が続いているということではないか。だから、日本は独自で軍隊を持つべきだ、そして独自の外交をすべきだ、ともはっきりとは云えない。さて、著者の結論は? 「憲法を改正し、甘やかされた国会を中心とする国内政治体制を正し、中国の脅威の増大と、アメリカの力の後退に対応するために適切な軍事力を持つことを考えなくてはならない時代ではないのか」と。戦後、日本人はアメリカによって洗脳された。でも、それが結果的に繁栄をもたらした。何と皮肉なことか。
読了日:8月15日 著者:日高義樹
チャレンジする年金運用―企業年金の未来に向けてチャレンジする年金運用―企業年金の未来に向けて感想
結構難しかった。年金の問題って国民ひとりひとりに大きく関わってくることなのに、制度がかなり複雑で実は僕も今一つ分かっていない。僕が少し分かるのは運用くらい。予定利率を稼がなくてはいけないのに、こんな低金利が続くとリスクを取る必要があるか、もしくは予定利率を下げたりしなくちゃいけない。個々の企業の体力にも関わってくるし、年金運用の将来の姿ってどうなるんだろう?高齢化が進むと年金支払いの方が年金掛け金より多くなるし、低金利は続きそうだし、株は儲からないし。リスクを抑えていいリターンを求める必要あり。難問だ。
読了日:8月17日 著者:
ラン (角川文庫)ラン (角川文庫)感想
娘の大好きな本に森絵都の「カラフル」がある。小6の時か中学生になってから読んで、今や毎年の読書感想文は「カラフル」一本勝負だ。僕も大好きで、この本もまたカラフル的な死後の世界ありのユーモアと愛に溢れたストーリーだ。でも娘はこの本は「うーん何か入り込めなかった」と言って、またもやこの夏も「カラフル」の読書感想文だそうだ。”走る”ことがテーマになっている物語は、何の疑問もなく僕は好きだ。前へ前へ進む、そして必ずゴールがある、これだけでもう十分。僕も前へ進んで、ゴールを目指そう!その前にゴール作ろう(笑)
読了日:8月17日 著者:森絵都
愛について語るときに我々の語ること (村上春樹翻訳ライブラリー)愛について語るときに我々の語ること (村上春樹翻訳ライブラリー)感想
タイトルを見て、「どんな素敵なストーリーなんだろう?」って想像すると初読の人は肩透かしどころから、とてもがっかりしてしまうかもしれない。でも、それがカーヴァー文学。愛といっても色々な形がある。そして形あるものはそれが物理的存在でなかったとしても、一旦形になってしまうと壊れてしまう。そして、それは二度と元には戻らない不可逆的なものなのだ。なーんて小難しいことを適当に書くのは疲れる(笑)ので、シンプルにこの短編集を分類すると、貧乏・アル中・浮気小説である(泣)。無駄のない文章は素晴らしいです。
読了日:8月19日 著者:レイモンドカーヴァー
泣けない魚たち (講談社文庫)泣けない魚たち (講談社文庫)感想
中学受験(主に男子校)によく出題される有名な作品です。受験生をお持ちの、いやかつてお持ちだった保護者の方は読んでらっしゃるかもしれません。うん、こんな夏休みあったらいいなあ、と映像を浮かべながら思ってしまいました。僕は家が海のそばだったので、小学校の頃海釣りをして遊んだことがある(今、自分の子供が行くって言ったら「危ないからやめなさい!」っていいそう(笑))し、沼でザリガニ釣りとかもしたことがある。僕の子供たちにはそんな経験はしていない。。じゃあ、本でも読んでってことか。。自らの意思で体験して欲しいな。
読了日:8月20日 著者:阿部夏丸

読書メーター

[edit]

2013年7月に読んだ本(21冊) 

今月もover20冊読んでしまいました。何と言う事でしょう。あの暇だった学生時代ですら毎月20冊を読むのは一苦労だったのに。文字通り、本当に速読おやじになったのか、それとも読みが甘いのか、実はめちゃくちゃ暇なのか、簡単に読める本ばかり選んでいるのか、、、いやいや本当に本が好きだからです。

7月もたくさん面白い本を読みました。村上春樹が一段落したので、7月からは村上春樹の翻訳本にチャレンジしてみました。あの「グレート・ギャッツビィ」も再読しましたが、ようやく僕も「酸いも甘いも分かる」年齢になってきたからのか、物語を堪能することができました。同じフィッツジェラルドでは僕が短編ナンバーワンだと思っている「冬の夢」も相変わらず素敵な小説でした。そして、レイモンド・カーヴァーですが、ちょっぴり不幸な話のオンパレード、特に大事件は起こらないけど、なぜだか引きつけられる話。8月も再読を進めています。

経済書では久しぶりにガルブレイスを読んでみました。バブル関連の著作ですが、結局人間は同じことを繰り返す。今もちょっとしたアベノミクス・バブルの気配がするので、要注意要注意。

ちきりんの「未来の働き方を考えよう」は自分の今後の働き方を考える上で、”世の中のあるべき論から、きっぱり(ココは強調)降りる!”という選択肢は魅力的だなと思いました。僕も勝ち組目指してとか出世至上主義とかではないので、あるべき論に関してはいつも違和感ありでした。でもシンプルに”やりたい事をやる”という精神で、これからも働き続けたいなと。

「働きながら、社会を変える」ですが、とてもイイ本です。著者の慎さん、とってもイイ若者です。先日じっくり話をしたのですが、益々応援したくなりました。と同時に、僕も”働きながら、社会を変えよう!”とまた強く思いました。

いつも通りハーバードビジネスレビューと経営書のコメントは長いです。これは自分の備忘録にと思って、自分にとってのエッセンスを書き出しておりますので。。。

それでは長いですが、以下どうぞ。

2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:5497ページ
ナイス数:265ナイス

考えない練習考えない練習感想
小池さんの本は疲れた時、気持ちを落ち着けたい時、リラックスしたい時に精神安定剤として時々読んでいる。読めば読むほど、僕はなんて煩悩の塊なんだろうと思ってしまう。常に人格者であろうと努力しているつもりだったが、結局それは「人に良く思われたい」という欲が原動力だったりするのだ。人間の三つの悪行である、怒り、欲、迷い。これを防ぐためには五感を研ぎ澄まして、その時その時に集中する必要があるようだ。余計な事を考えずに、自分がいま感じているものをそのままに感じる。感覚に能動的になることで、心は充足するのだそうです。
読了日:7月1日 著者:小池 龍之介


働きながら、社会を変える。――ビジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む働きながら、社会を変える。――ビジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む感想
NPOで働くことを真剣に検討していた頃、この本に出会った。著者は投資会社で働きながらパートタイムでNPOの代表を務めている。何と僕の同業で同じ志を持っている人がいる!いや言いすぎた。僕の志などちっぽけ過ぎる。今回、たまたま仕事を通じて著者に会う機会があり、僕もNPOの支援をしているんですみたいなやりとりをしたのですが、今度ゆっくりと話ましょうみたいなことになったので、復習のために再読です。著者の行動力、問題意識、頭の良さはこの本からも窺えます。僕たちにも出来ることがある!多くの人が一歩を踏み出せるといいな
読了日:7月3日 著者:慎 泰俊


フォーカル・ポイントフォーカル・ポイント感想
「レバレッジ・リーディング」の本田氏のまえがきによれば、この本は「少ない労力でいかに大きな成果あげるか」というように、人生にレバレッジをかける方法を教えてくれるとのこと。この手の本はもう腐る程読んできたので、目から鱗の内容はないけど、精神論ではなく具体的な方法を示唆してくれるという点では重宝しており、時々読み返す本。「幸せで満ち足りた瞬間とは、心の奥にある信念や価値観と、現実の生活とが一致したときにあなたに訪れる」僕の信念と価値観は、誠実で正直たらんこと。と言ってるくせに、実現できてないかも。。。
読了日:7月4日 著者:ブライアン・トレーシー


グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)感想
グレート・ギャツビィを読むのは三度目。一度目は野崎訳で20年以上前。そして二度目が村上訳が出た数年前。正直言って、一度目も二度目もこの小説にはさしたる魅力を感じることもなく、なぜに村上春樹がこれほど拘るのかが理解できなかった。三度目の今回、なぜか滅法面白く感じたし、音楽が流れるかのような情景描写と心理描写の美しさ、繊細さにぐっと惹かれた。たぶん、これは僕が人生を積み重ねたからだろうというのは格好良すぎるな(笑)村上春樹の小説読み続けたせいで、世界に嵌まり込んでしまったというのが、おそらく正解かと。
読了日:7月4日 著者:スコット フィッツジェラルド


使いみちのない風景 (中公文庫)使いみちのない風景 (中公文庫)感想
「旅行の過程で目にした「束の間」の通りすぎていく風景を収めた引き出し・・・この記憶は、まったく唐突に、ほとんど身勝手に、僕の前に姿を現す」とあった。確かに、なんでこの状況で、この場面を思い出すんだろうというのはある。旅行で有名な観光地を思い出すのではなく、例えば駅の切符売り場や現地のタクシーに乗ったときの広告とか。シカゴには半年いたけど、よく思い出すのは日常的な場面ばかりだ。いまこの瞬間思い出したのは、アパートのキッチンと、日本食スーパーでそうめんつゆを見つけた瞬間だ。笑っちゃうけど、そういうものなのかな
読了日:7月5日 著者:村上 春樹


マイ・ロスト・シティー―フィッツジェラルド作品集 (1981年)マイ・ロスト・シティー―フィッツジェラルド作品集 (1981年)感想
25年振りの再読。あれあれ、年齢がバレてしまうな(笑)フィッツジェラルドはやはり短編の方が素晴らしい。この作品集には収められていないけど、「冬の夢」は僕の中では短編世界ランキングトップ(ちょっと言い過ぎか)。さてこの本では父と娘が登場する「哀しみの孔雀」が心に染みた。「残り火」と「氷の宮殿」の悲観的世界観は悲しいけれども美しい。でも、この本の一番の読みどころは、冒頭の村上春樹の文章。フィッツジェラルドへの深い憧憬が伺えます。ノルウェイ以前のまだ普通の作家だった頃。僕もまだ若かった頃。色々変わってしまった。
読了日:7月7日 著者:スコット・フィッツジェラルド


未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる感想
昨年、リンダ・グラットンの「ワーク・シフト」を読んで“働き方”について大いに考えさせられた。40代で働き方を見直そうと著者は3つの選択肢を提供している。そのうちの2つは僕も考えた(リスク取って勝ち組目指すか、何も変えないか)が、世の中のあるべき論からきっぱりと降りる道もあるのだという選択肢は、ハッとさせれらた。僕は30後半で大企業から転職し、40半ばにして再び転職を検討ちう。やりたいことが明確になるというのは幸運だと著者は言う。そうかもしれない。今の僕の選択肢は勝ち組目指すが、あるべき論からは降りる!
読了日:7月8日 著者:ちきりん


ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック (中公文庫)ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック (中公文庫)感想
学生時代に読んで以来の再読。僕の個人的な興味は妻ゼルダについての伝記だ。ゼルダがいなければ、フィッツジェラルドはあれらの小説群を書けなかっただろうし、またゼルダがいたことで破滅の道を歩むようになったとも言える。自分で経験したことを元に小説を書くというのはヘミングウェイもそうだった(そのために戦争に参加)が、フィッツジェラルドの経験は寂し過ぎる。最後に収められた短編「リッチ・ボーイ」、村上春樹は”青春の夢と挫折”を表わしたリアリティー溢れる作品と評価している。取るに足らないリアリティー、だけど心に残る。
読了日:7月11日 著者:村上 春樹


Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 08月号 [雑誌]Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 08月号 [雑誌]感想
冒頭のサンドバーグ女史(フェースブックCOO)のインタビューは面白かった。日本よりもずっと男女平等が進んでいる米国ですら、そうではないと著書「LEAN IN」でも述べている。「女性の成功と好感度の間には負の相関関係がある」というフレーズにはドキッとしました。確かに僕もそう思っているかもしれません。日本であれば尚更でしょうな。社会全体で真剣に取り組まないといけない問題かも。DeNAの南場さんのインタビュー記事では「”ヒト”にとらわれない。”コト”に集中する」というコメントに激しく共感。人に関心が向かうと政治的になってしまうと彼女は言う。つまり、誰が言ったかではなく、何が正しいかに集中することが重要だと。分かっちゃいるけど、これは極めて難しい。「リーン・スタートアップ」に関する論文では、完璧な事業計画よりも、試行錯誤して顧客からのフィードバックを受けながら前に進む方がよいとしている。要は”仮説”でまずは進んじゃおうというもの。で、リーン・スタートアップに向いているのは、実は大企業だったりするとも。「再び大企業の時代に スタートアップ4.0」で詳しく述べられている。 大企業の何が有利かって、「インフラ、ブランドの評判、提携先を容易に見つけられる、規制当局への対応経験」などなど。私が属する金融業界でもそうなのかな、大企業も捨てたもんじゃないなと思う。ホリエモンのインタビューは相変わらずだったなあ。「将来を考えることに意味がない。考えないから不安にならない」と言う。はぁ、、、、まあ、この人の考えも正しいんだよな。「いつか誰かが実現することが、未だ実現されていないので僕がやるだけ」うん、カッコイイ(笑)
読了日:7月11日 著者:


中学受験 偏差値が届かなくても受かる子、充分でも落ちる子  必ず合格できる学び方と7つのルール (地球の歩き方books)中学受験 偏差値が届かなくても受かる子、充分でも落ちる子 必ず合格できる学び方と7つのルール (地球の歩き方books)感想
息子が小学6年生。これから天王山の夏休みを迎える。難関校を目指すわけではないけれども、本人が行きたい学校に出来る限り行かせたいと親としては強く思う。偏差値なんて、ただの数字やんけ、子供の個性は何も表しとらんとじゃなかですか!と九州弁でまくしてたいところではあるが(笑)、中学受験を選択した以上、避けては通れぬ道。偏差値はまだまだ上がる(下がる)ので、やはり勉強の量と質ですな。息子の場合は四科目の偏差値がほぼ横一線で、これはイイんだそうだ。さて、お父さん個別指導塾4年ぶりにフル稼働ちう。二人三脚でやるぞー!!
読了日:7月12日 著者:AKIRA


バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉感想
「カットグラスの鉢」が抜群に面白かった。20代の時に読んだ時には中年女性の心情なんかさっぱり分からず、通り過ぎていったストーリーが年齢を重ねたことで、文章が重くのしかかってきた。そしてこの小説を書いたときフィッツジェラルドは24かそこら。。これまた驚きだ。彼は中年女性と不倫でもしていたのか、、、と思う位のリアルな描写だった。さて春樹氏も書いているが、僕もこの書き出しが好きだ。”旧石器時代があり、新石器時代があり、青銅器時代があり、そして長い年月のあとにカットグラス時代がやってきた” シンプルで美しい!
読了日:7月15日 著者:村上 春樹


「原因」と「結果」の法則「原因」と「結果」の法則感想
あらゆる自己啓発本のバイブル。僕も年に一度は何かのタイミングで目を通すようにしている。ひと言で要約すると「自分の思いが自分の人生を創っていることを認識する」ということ。環境や人のせいにしてはいかんですよと。何か上手くいかないことがあると、ついつい「〇〇さえなきゃなー」とか「〇〇があれば僕だって」とか、言い訳をしてしまいがちです。それではいかんのです。”気高い夢を見ることです。あなたはあなたが夢見た人間になるでしょう。あなたの理想は、あなたの未来を予言するものにほかなりません。そうだ、志の高い夢を持とう!
読了日:7月16日 著者:ジェームズ アレン


冬の夢冬の夢感想
フィッツジェラルド短編の中ではマイベストなのが「冬の夢」。いやあらゆる短編の中でも一番に近い作品かもしれない。なぜにそんなにこの作品に惹かれるのかって、音楽のような調べをもつ流れるようでいて美しさを備えた文章だ。グレート・ギャッツビィの凝縮版のような感じも受けたが、主人公の男女をスコットとゼルダに置き換えて考えると、更に物哀しい。フィッツジェラルド作品は彼の生身の人生とは切り離せないのか。そして、単純にお伽噺として面白かったのは「リッツくらい大きなダイヤモンド」。絶大なる富を持った男の結末は・・・
読了日:7月17日 著者:スコット・フィッツジェラルド


バブルの物語―暴落の前に天才がいるバブルの物語―暴落の前に天才がいる感想
この本もバイブルだなあ。初読は1991年。今読んでも全く色褪せないね。「暴落の前に金融の天才がいる」という箴言は全くもって現在でもあてはまる。98年LTCMの際のブラック・ショールズモデルしかり、リーマンショックの際のサブプライムの証券化しかりである。何かしら「これは新しい金融手法だ」などともてはやされていると、もはや危ないと心してかかる必要があるのだろう。などと客観的ばかりにもなれない。なぜなら僕は金融村の村民。まさに新しい手法を考えなければいけないのだ。どうするオレ!(笑)そして、アベノミクスは・・・
読了日:7月18日 著者:ジョン・ケネス ガルブレイス


帰ってきた「はやぶさ」-小惑星探査機 7年60億キロの旅帰ってきた「はやぶさ」-小惑星探査機 7年60億キロの旅感想
息子がこの本で読書感想文の宿題を書くという。「パパ、これ面白いかどうか読んでみて」というので、読んでみた。受験国語的な観点でいうと、”擬人法”である(笑)はやぶさが”人”になっている。はやぶさとはやぶさを支える人たちの一生懸命さが伝わってくる。おそらく、はやぶさを支える人たちから見れば、はやぶさはわが子同然だったのではないか、そう考えると擬人法も納得できる。はやぶさの部品を作ったのは、世界に誇る日本の町工場の人もいる。オールジャパンの力を結集して、小さいけれど大きな仕事をした”はやぶさ”に乾杯!!
読了日:7月19日 著者:今泉 耕介


大暴落1929 (日経BPクラシックス)大暴落1929 (日経BPクラシックス)感想
1954年初版とは思えません。リーマン・ショック直後にこのクラシック版が出版されています。歴史は本当に繰り返しますなあ。レバレッジ効果というものは本当に恐ろしい。現代のように世界がここまで繋がっていて、スワップやオプションや先物取引の金額が天文学的に大きくなってしまうと、一旦逆回転すると大変なことになる。分かっちゃいるのにやめられない。そして暴落が始まったとき、政府高官や中央銀行が言うのはこんなセリフ「経済のファンダメンタルズには大きな問題は無い」。必ず生きている間にバブルは来るだろう。もう騙されないぞ!
読了日:7月23日 著者:ジョン・K・ガルブレイス


青い鳥 (新潮文庫)青い鳥 (新潮文庫)感想
月一くらいで重松さんを読んで泣こうキャンペーン。帰りの電車で少し目を真っ赤にしながら読みました。主人公の村内先生は吃音で上手く喋れません。だから大切なことしか言いません。「いじめは人を嫌うからいじめになるんじゃない。人数がたくさんいるからいじめになるんじゃない。ひとを踏みにじって、苦しめようと思ったり、苦しめてることに気付かずに、苦しんでいる声を聞こうとしないのが、いじめなんだ」。村内先生は、ひとりぼっちのこども達のそばにいてあげることができる先生です。シンプルだけれども大切な言葉。寄り添える言葉。
読了日:7月23日 著者:重松 清


Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 (中公文庫)Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 (中公文庫)感想
久しぶりに本棚からレイモンド・カーヴァーを取りだしてみた。カーヴァー作品で僕が一番好きなのは「ささやかだけれど、役に立つこと」。このショート・バージョンで邦題は忘れたけど「The Bath」というのがありますが、余りにも唐突な終わり方で救いようがない作品があります。「ささやかだけれど、」ではとても暖かい素敵なエンディングになっています。もうひとつ好きなのは「大聖堂」。カーヴァー作品は普通の人しか出てきません。アメリカの片田舎の普通、それもブルーカラーの人々が主人公。とても心に染みます。飾り気のない美しさ。
読了日:7月26日 著者:レイモンド カーヴァー


世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア感想
「ポーターの競争戦略論とは競争を避けるための戦略、いわば守りの戦略のことである」むむむ、確かにそうだぞ。攻めの戦略論が必要だ。という掴みの話題から始まって、結構勉強になりました。知らないコンセプトもあったし、知ってるけど理解が乏しかったものもあって、頭の中がブラッシュアップできました。例えば、トランザクティブ・メモリー=組織の記憶力に重要なことは、組織全体が何を覚えているかではなく、組織の各メンバーが他のメンバーの「誰が何を知っているか」を知っておくこと。これも改めて言われると、なるほどなるほど。「あのビジネスのことならAさんに聞けばバッチリ」なんて事が分かっていると話は速かったりしますが、縦割りでチャイニーズ・ウォールみたいなものがある組織だと、無理だもんねー。”知の探索”と”知の深化”の違いも面白かった。このバランスを取ることが重要だけど、ガラパゴス化した日本のケータイは”知の深化”。Appleは”知の探索”。こう言う事かな、たぶん。”リアル・オプション”も実際にオプション価値の算定まではしていないまでも、僕も現場の投資の世界で考え方だけなら使っている。不確実性があるプロジェクトは、いきなり一気に投資するのではなく段階的にしようというものだ。まあ当たり前っちゃー、当たり前か。リアル・オプションとかいうから、小難しく聞こえるのか。 一番面白かったのは、「なぜ経営者は買収額を払い過ぎてしまうのか」の章。さて、その理由はと言うと、1)経営者の思いあがり、2)あせり、3)国家のプライドらしい。1)は成功体験があってワンマンCEOだとありがちだし、2)は株式市場から成長、成長と突っつかれているとついついあせって高値掴みする、3)はクロスボーダーで後進国が先進国企業を買収するときにプライドがくすぐられて払い過ぎる。経営って、とても心理的な部分多いよなあ。経営学、結構面白そう!
読了日:7月27日 著者:入山 章栄


必要になったら電話をかけて必要になったら電話をかけて感想
カーヴァー再読キャンペーン中。これは未発表短編集なので最後に取っておくべきだったか。クオリティーがどうのこうのと訳者の春樹さんは言うけれど、素人の僕にはいつものカーヴァー流。一番のお気に入りは表題作の「必要になったら電話をかけて」。離婚を考えている中年夫婦が最後に何かを取り戻せないかと二人で出かけた別荘地での出来事。今、もう一回読み直してみると、素人の僕でも、ここをもうちょっと何とかしてくれないかなあ、このセリフは唐突かとか、結末は何じゃこりゃ、と少し言いたくもなるが、全体に流れるトーンが心地よい。
読了日:7月30日 著者:レイモンド カーヴァー


プライベート・エクイティの投資実務-Jカーブを越えてプライベート・エクイティの投資実務-Jカーブを越えて感想
訳者とは10年以上のお付き合い。まずは、こんなに長くて分かりにくい原著をよく仕事の合間に翻訳したなと敬服。実は会社の費用で原著をずっと前に買ったのですが、結局1ページも開かずに飾っていた。ようやく翻訳が出たので読んでみると、かなりレベルが高く参考になった。定性的な評価しかできないと言われるPrivate Equityをもっと客観的に評価しよう(要は色々な数学=経済モデルを使って定量化する)という試みは勉強になった。さて、次は僕も翻訳に挑戦してみようかな、、いや自分の英語力に聞いてみよう。。。アホかと(笑)
読了日:7月31日 著者:Thomas Meyer,Pierre-Yves Mathonet

読書メーター

[edit]

2013年6月に読んだ本(22冊) 

22冊も読んでしまいました。そして、そのうち9冊は村上春樹作品です。まるで大学生の時に戻ったかのように、貪るように寸暇を惜しんで読書している・・・という感じでもなく、何もすることがなければ活字を読むという僕のような活字中毒の人種にとってはごく当たり前のことをしているといった方がいいかな。

さて、今回は教育関係の本を2冊、大推薦致します。読んだきっかけは僕がお手伝いしている教育系NPO代表の友人から勧められた「世界はひとつの教室」。元ヘッジファンドのファンドマネージャーだったカーン氏が立ち上げた無料でのオンライン授業のシステム。これがあれば一斉に黒板に向かって授業を聞くというスタイルは不要となり、学校の先生はもっと違うことに時間がかけられるし、一斉授業だと理解できなくともオンラインのビデオなら何度でも分かるまで繰り返し見ることができる。そして、授業ではそれぞれ生徒のレベルにあった演習をすればいいのだ。これはかなり画期的なことだと思う。うちの子供たちにも、僕がYoutubeで喋って書いて授業をするビデオをアップロードすれば、いちいち同じ事を何度でも言わずにすむ。うーん、いいかも。

そして、もう一冊は「グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」」。著者はTeach for JapanというNPO代表の松田さん。松田さんのエネルギッシュな想いがたくさん詰まった本です。Teach for Japanには毎月ちょっとですが寄付を続けています。

村上春樹作品はとりあえず今月でほぼ打ち止めで、来月からは村上春樹翻訳シリーズに突入します。まずはフィッツジェラルドから。さあ暑い夏がやってきた。汗ダラダラになりながら、また本を読みまくりまする。

2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:6311ページ
ナイス数:205ナイス

レキシントンの幽霊レキシントンの幽霊感想
全集等で既に感想を書いたものを除くと、一番印象に残ったのは「七番目の男」。語り手が最初から最後まで話をするという形式なので、文章はですます調。いつもの村上春樹の文章ではないので、とても新鮮に感じる。主要登場人物にKという名前を与えているが、Kなどと云うと、ついつい夏目漱石の「こころ」を思い出してしまつていけなひ(ほら、そんな感じになつてしまつた(笑))。冗談はさておき、同じようなですます調の「沈黙」と同様に、どこかで聞いたような凡庸なストーリーなのに、なぜか強く惹かれてしまう。なぜだろう?
読了日:6月30日 著者:村上 春樹


夜のくもざる―村上朝日堂超短篇小説夜のくもざる―村上朝日堂超短篇小説感想
とっても肩の力が抜けた、アンポンタンな(失礼)小説みたいな小話がわんさかわんさか。こういうものを読むと、ひょっとしたら自分でも書けてしまうのではないかという大胆な妄想をしてしまうが、いやいや、やはり着想とストーリーテリングと細かい描写は村上春樹の一部分。今回、18年振りに読み返してみたのですが、人生にはまったく役に立たずに頭を空っぽにして(失礼)楽しめました。安西水丸さんのイラストもふにゃっと力が抜けて楽しいです。
読了日:6月29日 著者:村上 春樹


TVピープル (文春文庫)TVピープル (文春文庫)感想
表題作の「TVピープル」の気味悪さがたまらない。僕たちはTVの向こう側の世界に支配されているのかもしれない。そして、まともな神経を持っている人間以外は知らず知らずのうちにTVピープルに洗脳されてしまうのだ。TVピープルは飛行機を作っていると言っていたが、それは飛行機には見えない。色をつければ飛行機に見えると言った。色々な人間を飛行機に詰め込んで、色をつけるのだ。そして、世界はTVピープルに支配されてしまうのだ。というような妄想が止まらないストーリーだ。「ゾンビ」のような話も実は大好きです。
読了日:6月29日 著者:村上 春樹


村上春樹全作品 1979~1989〈8〉 短篇集〈3〉村上春樹全作品 1979~1989〈8〉 短篇集〈3〉感想
性懲りも無く再読を続ける村上春樹。最後に収められている「人喰い猫」は長編「スプートニクの恋人」の元になっている作品。短編の方がぎゅっと凝縮されていて、情景や心情がストレートに響いたような気がした。「トニー滝谷」も面白かった。やたらと病的に洋服買いまくる妻、残された大量の洋服、その洋服を見て涙を流す女、父が残したレコード、さて。。。持ち主がいなくなったらモノに意味はなくなってしまうのか?いや、そうではなく、元々持ち主が空っぽだったから、埋め合わせようとしてモノを集めたのか?結局、空虚に覆われた空虚なのかも。
読了日:6月28日 著者:村上 春樹


スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫感想
時々立ち止まって読むべき本として、本棚のよく見えるところに置いている僕のバイブル的な本の一冊。勤勉、努力、忍耐、正直であれといった事が繰り返し繰り返し、具体的な人物例を挙げて丁寧に書かれている。もう、そこまでやるのか、といった事例も多いが、僕が中でも一番気に入っている言葉で、かつ常に大事にしているもの、それは「誠実」。誠実さを貫いてゆけば、人間力を高めることはできるのではないかと信じている。それと、やはり地道な努力ですな。人生に無駄な時間はないと、とにかく努力、努力。うーん、できるかな。
読了日:6月28日 著者:サミュエル スマイルズ


グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」感想
今年の100冊目はとても熱い本でした。Teach for Japanの代表松田氏の著書。僕がTFJを知ったのが一年前で、今もささやかな寄付を続けています。その後も講演会行ったり、スタッフや理事の方とも個人的に話をさせて頂く機会がありました。この活動は素晴らしい!必ず社会にインパクトを与えらえる!と興奮した思いがあります。僕も今、同じような理念を持つNPOのお手伝いをしています。本気で夢に向かって努力すれば、目標を達成できる「夢力」がつく。よし、僕も夢力を持とう!そして子供達にも夢力持たせよう!
読了日:6月24日 著者:松田 悠介


一橋ビジネスレビュー 2013年SUM.61巻1号: 特集 市場と組織をデザインする ビジネス・エコノミクスの新潮流一橋ビジネスレビュー 2013年SUM.61巻1号: 特集 市場と組織をデザインする ビジネス・エコノミクスの新潮流感想
今回の特集はどの論文も読み応えあって、知的好奇心をくすぐられるものばかり。新しい分野の経済学を、できるだけ数式を排して(これは素人にはありがたい(笑))解説されていた。「合コンのマッチング」も、マッチング・メカニズムで合理的に解説可能だし、思わず昔のねるとんを思い出して、これなら無駄にごめんなさいで終わらずにもっとカップルできただろうなあと(古くてすいません)。最初から男女がそれぞれの順位付をして、数回のラウンドを経て、マッチングに至るというものだ。他にも抱き合わせ販売、人事など。面白いので続き書きます。ケーブルTVのチャンネル抱き合わせ販売も、面白かった。サッカーと韓流を抱き合わせにして割引をするが、結果的に儲かるときもある。でも、それには条件があるようで、二つのチャンネルの利用価値に大きな差がないということ。抱き合わせに含まれるチャンネルが多くなるほど一般的には効果大きいんだとさ。人事における相対評価のメリット・デメリットも面白かった。相対評価は変なノイズが入らないという意味では公平だ。昇進と昇給はアホな評価者に委ねられるときもあるが、そのアホな評価者のインセンティブを上手く設計すれば、効率的で正当な評価ができるかもしれない。組織における異質性と同質性がもたらす意思決定プロセスのメリット・デメリットも興味深かった。私の仕事でもグループで一つの投資案件の検討をする際に、メンバーの好みによってはネガティブ情報を深掘りしたり、逆にポジティブ情報を調査したりと、結果的に深く精度の高い情報が得られ、よりよい意思決定ができるケースがある。しかしながら、もうこれ以上調査しても、しょうがないじゃんというケースにおいても、異質性が強すぎると意思決定ができないという事もある。うーん、深い。ビジネスケースでは巣鴨信金の例は元銀行員としては非常に分かりやすく、ためになった。「金融ホスピタリティ」を掲げて、沈みゆく信金業界の中では、ダントツに預金や会員を増やしている。言葉、企業文化のこだわりはハンパなく、トップから末端に至るまで、金融ホスピタリティが浸透しているのだ。驚いたのは定期預金の集金訪問を廃止したこと。要はお客様に何か提案がない限りは訪問ができないのだ。お客様に喜んで頂き、なおかつ収益を求めるには工夫をしなくちゃいけないのだ。またテラーのマイスター制度にも感心しました。
読了日:6月23日 著者:


ほんとうのハチ公物語―も・い・ち・ど・あ・い・た・い! (ドキュメンタル童話・犬シリーズ)ほんとうのハチ公物語―も・い・ち・ど・あ・い・た・い! (ドキュメンタル童話・犬シリーズ)感想
小六の息子のお気に入り。何度も読んでるけど、何度でも泣けるらしい。純粋で優しい心を持っているんだなあと、それだけで僕は目を細めてしまう馬鹿親です、はい(^o^) ハチ公の話は何回も色んなところで読んだりしたけど、真実はとてもシンプルな話なんだと思う。そそいだ愛情は消えない。そして、その愛情は誰かに受け継がれてゆくものだと。その愛情の連鎖が人びとを幸せにする。ハチはそのシンボルであって欲しいなと思います。今度、渋谷に行った時、感情を込めて観てみよう。はい、私もウルウルきました、もちろん。
読了日:6月23日 著者:綾野 まさる,日高 康志


村上春樹全作品 1979~1989〈5〉 短篇集〈2〉村上春樹全作品 1979~1989〈5〉 短篇集〈2〉感想
「カンガルー日和」と「回転木馬のデッドヒート」という二つの短編集の作品。これらの作品は、初期頃だからこそ書かれたんだろうなというものも多く、荒削りだったり、相当肩の力が抜けていたりと、ある意味読者も構えずに読むことができる。学生の頃に読んで印象に残っているのは、「図書館奇譚」。影響されて、大昔に図書館を舞台にしたショートショートを書いたことがある。はい、若気の至りです(笑)とんがり焼きや、あしかの話も好きです。また小説の本質的なところじゃないけど、「野球場」に出てくる蟹の話は今でもなぜか映像的に覚えている
読了日:6月22日 著者:村上 春樹


ふくしま式 難関校に合格する子の「国語読解力」ふくしま式 難関校に合格する子の「国語読解力」感想
難関校は受験しないが、一応中学受験をする六年生の息子への指導のために再読。福嶋先生の本は何冊か読んだので、国語の勉強の仕方は分かっているつもり。なのに、塾のテストの問題を解いてみると間違うお父さん…>_<… やはり、まだまだ国語の公式が頭に叩き込まれてなかったようだ。具体か抽象というのは、息子に口を酸っぱくして問いかけているが、ここからさらに共通点、対比の関係、理由まで踏み込んでいけるかどうか。つまり、論理的思考力。これは大人になってからも十分に役に立つ。せっかくなので、今身につけさせてあげたいな。
読了日:6月19日 著者:福嶋 隆史


決定版 ハーバード流“NO”と言わせない交渉術 (知的生きかた文庫)決定版 ハーバード流“NO”と言わせない交渉術 (知的生きかた文庫)感想
会社で「交渉とは?」みたいなプレゼンをせねばならず、何冊か交渉術の本を読んだが、具体例がふんだんに纏められていて分かりやすかった。時折、日本の柔道を例に持ち出して、攻めるばかりではダメだみたいなことが書いてあったりした。交渉とは?と問われたときの僕の答えは、「合意形成を目的とした双方向のコミュニケーション」かなと思う。もちろん交渉術なるものはあるし、この本でもいくつか紹介されていたが、個人的には小手先のテクニックは余り好きになれない。交渉はゼロサムゲームではなく、WinWinだと考えると誠実が一番だ!
読了日:6月17日 著者:ウィリアム ユーリー


村上春樹全作品 1979~1989〈3〉 短篇集〈1〉村上春樹全作品 1979~1989〈3〉 短篇集〈1〉感想
初期の短編で一番好きなのは、「午後の最後の芝生」。ぎゅっぎゅっと凝縮された中にも深みと拡がりがあるストーリー。これを長編にして欲しいなあと思うけど、その気はないようだ。その次のお気に入りは「中国行きのスロウボート」。タイトルが秀逸だ。「納屋を焼く」の納屋とは何の象徴だったのか、すぐ近くにあるのに見えないもの、、、もう20年以上悩んでいるけど、納屋の正体が分からん(笑)「蛍」は本当に久しぶりに読んだけど、完成度高くて、すごくイイ!!初期の短編はわけのわからないものもあるけど、個人的にはそれ含めて好きです。
読了日:6月14日 著者:村上 春樹


人を傷つける話し方、人に喜ばれる話し方 (WAC BUNKO)人を傷つける話し方、人に喜ばれる話し方 (WAC BUNKO)感想
高校生の娘の本棚に置いてあったので借りて読んだ。毎日のように両親を怒らせるような話し方をする娘がなぜにこんな本を読んでいるのか(笑)そして、この本をも読んだのなら、僕をもっと喜ばせるような話し方をして欲しいよーー。さて、本の内容はこの手のものにありがちですが、さらりと読めて、読んだ直後はなるほどなるほどと頷いていても、翌日になるとすっからかんというパターン。当たり前のことが書いてあるせいだけど、この当たり前のことを実践するのが難しいんだよね。
読了日:6月12日 著者:渋谷 昌三


世界はひとつの教室 「学び×テクノロジー」が起こすイノベーション世界はひとつの教室 「学び×テクノロジー」が起こすイノベーション感想
最初は自分の従姉妹に数学を教えたことから始まり、Youtubeに授業の動画をupし、あれよあれよとユーザーが増え続け、本業のヘッジファンドマネージャーを辞めてカーンアカデミーというNPOを設立した著者。自宅でビデオやアプリで学習し、学校ではそれぞれが分からなかったことを聞くという「反転授業」というシステム。とにかくこのコンテンツは凄い!そして全部無料!!ビルゲイツのお子さんも使ってるらしいです。英語オンリーですが、とっても分かりやすい!”世界中のすべての子供たちに質の高い教育を無料で”に激しく共感。良書!
読了日:6月11日 著者:サルマン・カーン


Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 07月号 [雑誌]Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 07月号 [雑誌]感想
広告は、もはやコントロールできないという記事は面白かった。LINEのコアラのマーチのスタンプは知らぬ間に拡がっていったが、途中でネガティブな評判などたったら一巻の終わりだ。SNS等の拡散でも広告主の都合では伝わらない可能性がある。アンコントロールなものをどうやってコントロールするかが広告の課題なのか。もう一つ、広告はもはや科学であるということ。色々な媒体があって購入至る商品があるとして、どの広告がどの程度のインパクトがあったのかを小難しい数学で寄与度を計算し、そして広告費を割り当てる。難しい世の中だ。
読了日:6月10日 著者:中西俊之


プライベート・エクイティ価値創造の投資手法プライベート・エクイティ価値創造の投資手法感想
僕が今の仕事をするきっかけを作ってくれた書物の一冊。プライベートエクイティという言葉すら、まだ日本で馴染みがなかった頃、会社で教えてくれる人はいるわけでもなし。とにかく自分で調べる他はなかったときに、出会った本。今回、プライベートエクイティとは?みたいなタイトルで講義をすることになったため、14年ぶりに再読。こういう基礎的な本を読むと、自分の頭が整理される。ということで、この本をパクって話すことにしようかな(笑)
読了日:6月10日 著者:マイケル・J. コーバー


1Q84 BOOK 31Q84 BOOK 3感想
充実した読後感。青豆と天吾が元の1984年に戻れたのか?本家1984ではビッグ・ブラザーから逃れられなかったが、ここではリトル・ピープルから逃れることは出来たのか?大体、リトル・ピープルって何なんだよという答えはないけど、多分それは目に見えないけど私たちを個々で縛り付けている何か。私たちの頭の中にも心中にも知らぬ間にリトル・ピープルみたいな何かが存在し、見えないところで私たちを監視し、行動を制御しているのではないか。上手く説明できないけど、それを乗り越えるには「真実の愛」だけだ!と何となく思う。
読了日:6月9日 著者:村上 春樹


改訂 フランチャイズ本部成功50の教え 本当は教えたくない改訂 フランチャイズ本部成功50の教え 本当は教えたくない感想
仕事でフランチャイズ展開を進めているあるサービス業に関わることになり、そもそもフランチャイズ・ビジネスって何だ?という基礎から勉強するために”経費(笑)”で購入。結構、実務的な解説もあったけど、やみくもに加盟店増やせばいいってもんでもなさそうだ。理念とパッケージとシステム、特に理念は共有しなきゃいけないし、パッケージも看板やメニュー一つから統一化しないといけないし、システムがきちんとあって素人でもできるような体制にしとかないといけないし。。。さて、私が加盟店になるとしたら、”学習塾”をやってみたい!
読了日:6月7日 著者:民谷 昌弘


凡人でも上場できる! 起業の黄金ルール凡人でも上場できる! 起業の黄金ルール感想
私の友人にも何人か起業家がいます。また仕事柄、起業家の方に会うことも多いです。大成功している人も、プチ成功の人も、やや成功の人も。でも、大失敗して路頭に迷っている人はさほどいないような気がします(もっとも、そんな人は表に出てこないだけか・・・)。と、起業のハードルをぐっと下げたところで、私が起業するとしたら何が必要でどんな準備をすればいいのかと考えていましたが、「起業したくなったときが起業のタイミング」「好きなことで起業しよう」と気軽な言葉が。流行りで言うと、”じゃあ、いつ起業するのか?””今でしょう!”
読了日:6月5日 著者:浜口 直太


負けない交渉術―アメリカで百戦錬磨の日本人弁護士が教える負けない交渉術―アメリカで百戦錬磨の日本人弁護士が教える感想
これは使えるかもしれない!と思ったけど、これを相手が読んでいたらどうするのか。交渉テクニックは持ち駒としつつも、やはり相手方のニーズをくみ取り、ウィン・ウィンの関係構築が一番なんだよね。紹介されたテクニックとしては、最初のオファーは相手にさせる、ノーと言わずに「イエス・イフ」と言う、ボトムラインと言われても「もっと下がある」と思え、争点はパッケージで交渉する、事前に決めた落とし所から絶対にぶれない、譲歩するときは譲歩の幅を徐々に小さく、相手に具体的な選択肢を示す、交渉期限を示すと不利になるので要注意など。
読了日:6月3日 著者:大橋 弘昌


1Q84 BOOK 21Q84 BOOK 2感想
BOOK1の謎が少しづつ解きほぐされてゆく中で、天俉と青豆もシンクロし始めてくる。1984と1Q84は一方通行で入口はあるけど出口が無かった。。。これで物語完結でもいいのかも、と思ってしまった。海辺のカフカで出てきた入り口の石は閉じられる必要があったが、ここではその入口は逆に閉じられてじまい、自ら出口を探し出さないといけないようだ。出口は結局ないのだ、過去はもう元には戻せないのだ、ジ・エンドとしないところで、BOOK3にどんな展開が待ってるのか。僕の1Q84があるとしたら、などとちょっぴり考えてみる。
読了日:6月2日 著者:村上 春樹


1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1感想
ジョージ・オーウェルの「1984」へのオマージュと、オウム真理教がベースになった作品か。1984年という中途半端な近過去ではパソコンもインターネットも出てこない。現在とさほど変わらないような気がするけど、いまこの世界に行けと言われたら明らかに戸惑うだろう。でも1984と1Q84はちょっとずつズレているだけ。そのズレがどんな形で収束してゆくのか。再読だけれども、全く覚えていないので、次の展開がとっても楽しみ!!
読了日:6月1日 著者:村上 春樹

読書メーター

[edit]

カフカ 化身 ゴキブリ 初老のサラリーマン 

昨晩、残業帰りの疲れた電車の中。心落ち付けて読書を楽しんでいたら、、
初老のサラリーマン二人が、ゴキブリをふんづけた話で盛り上がっている。なぜ、金曜日の気持ちのいい会社帰りの夜にそんな話をするのだ!!

初老A「昨日、靴でぐしゃっと踏んだらさー、ゴキブリだったんだよ」
初老B「うわー、それは気持ちわるいな、すぐに死んだのか?」
初老A「いや、なかなかしぶとくて、何回もぐしゃっ、ぐしゃっ!とふんづけたよ」
初老B「ゴキブリはねー、古代からあの形のままで恐竜がいたころから生き延びているから生命力あるよな」
初老A「へー、そうなんだ(初老Aは教養がないのか先輩Bに気を遣っているようだ)」

~そこから、しばらく初老Bの”ゴキブリ論”が展開される。既に私は読書どころではなく、脳裏にゴキブリが飛びまわる状況。はやく、ゴキブリの話をやめてくれ、頼む!~

初老B「あれだ、カフカと同じだな、カフカだ、あれ何て言ったっけ?」
初老A「カフカ?(初老Aは教養がないのか先輩Bに気を遣っているようだ)」
初老B「カフカのえーと、”化身”だ、”化身”。あれもゴキブリになるんだよ」

私「(心の中で)えーーーーーーーっ!”変身”ですよ。しかもグレゴールは”ゴキブリ”にならないですよ。よく分からないけど、どっちかというと巨大な毛虫なんですが」

~そこから、初老Bが自分で創作したカフカの「化身」に出てくるゴキブリの話を展開する。私はもう吹き出しそうだ。

さて、この話の教訓は何なのか?
まずは、公共の場でゴキブリの話をするのは失礼である。そして、最低限の教養を身につけようということである。

以上、全く無意味なブログ終了!

[edit]

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。