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ブラックストーン(BLACKSTONE) デビッド・キャリー&ジョン・E・モリス(著) 


ブラックストーンブラックストーン
(2011/12/09)
デビッド・キャリー ジョン・E・モリス

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ブラックストーン。
一般の方にとっては、黒い石?何じゃ、そりゃ?
という印象ですよね。

しかし、私が身を置く投資業界では泣く子も黙る、世界のプライベートエクイティ業界トップ企業と言ってもいいでしょう。とにかく、巨大な資産を保有し、またその産み出すリターンも桁違い。
日本にもブラックストーンのオフィスはあるのだが、怖くて(笑)行ったことはない。

そんなブラックストーンが如何にして巨大になったか、またその創設者であるシュワルツマンという人間はどんな奴なのか、そしてこのプライベートエクイティという仕事は一体世の中の役に立っているのか?について詳細に語られた書といえる。私の中で最も重要な問いは、プライベートエクイティは世の中に役に立っているのか、立っていないのかという問い。

創設者のシュワルツマン、すごい迫力の人らしく、日常的にパワハラを行っているようだ。
部下へのプレッシャーの掛け方もハンパなく、私が彼の部下だったら一日ももたないっす(泣)
しかし、そんな収益への厳しい姿勢が、ブラックストーン帝国を築く要因の一つなんだよなあ。
とにかくお金への執着がすごく、損をすることはこの世の終わりと思っているほど、偏執狂(失礼・・・)に思える。

現代拝金主義の権化と言っても差し支えないのでは

さて、そんなブラックストーンですが、人様からお金をふんだくって、誰かに損をさせてのうのうと儲かっているわけではありません。こういう投資会社ってハゲタカみたいに、投資先企業をリストラの嵐でボロボロにして、最後優良な資産だけを売っぱらって、ぼろ儲け・・・・と思われているかもしれませんが、実はそうでもありません。

プライベートエクイティ投資会社が投資をすることによって当該企業は、内部からではなかなか実行できなかった無駄の削減、合理化を行うことができます。その過程でリストラを行うことによって雇用が失われたり、取引先や金融機関に迷惑をかけることもあるでしょう。それでもその後、プライベートエクイティ投資会社の支援によって当該企業が成長し、雇用も回復し、利益も上げれば、めでたしめでたしとなるストーリーです。

実際に統計的にもプライベートエクイティ投資会社が投資をした企業の雇用は結果的に増えているとのデータもあります。

投資会社が世の中の役に立っているかどうかの、一つの大きな指標は、私にとっては雇用は増えたのか?ということ。金儲けをするのはいいとしても、周囲にも富が行き渡るような結果を出すことが、投資会社の宿命だと私は思っています。

さて、そこでまた私は悩むわけです。
私が手がけている投資で、雇用は増えているのかと。。。。。。。。

世の中をハッピーにする投資が出来るといいなあと自信なさげに呟く速読おやじでした。。。


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ファイナル・クラッシュ 

ファイナル・クラッシュ 世界経済は大破局に向かっている!ファイナル・クラッシュ 世界経済は大破局に向かっている!
(2011/09/07)
石角完爾

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なんか恐ろしいタイトルです。。。
これまでの金融危機を大きく上回る、危機いや経済的な大破局が起きるという予言書!
そして、ひとたび、起こってしまうと、しばらくは元に戻らず、世界経済は暗黒の時代を迎える。。。
とは書いてはいませんが、まあ、とりあえず、皆さんを煽っときます(汗)

帯に
世界中のユダヤ人がひそかに読んでいる衝撃の予言書 "The Final Crash"
サブプライム、リーマン・ショック、通貨戦争、金高騰などを
ことごとく的中させた話題の書がついに上陸!
果たして2011年以降はどうなるのか!?
驚愕の真実が明らかに!

もう煽りまくってます。
ゴールデンタイムの特番の番宣のようです。

で、読んでみた感想ですが、
「まあ、そうかもしれんが、本当にそうか?!」というのと
「しかし、そうなったときに何もしていないのでは手遅れになるので、何か考えておくか」
の両方でした。

この手のユダヤ本というのは、如何にもそれっぽく書いてあるところもあるので、賢い(ウソ)私は騙されてはいかん、騙されてはいかんと、神経をピンと張りつめさせて読んだのですが、はい、すっかり、「うんうん、そのとおりだー」と納得させられてしまいました(爆)

いかに世界が借金にまみれているか、その借金の化けの皮がはがれ、一気に巻き戻しにかかるとき、世界経済は大破局に見舞われるのだと、何回も書いてありました。

今の景気拡大(もうすでにその時期は過ぎ去っているが・・・)は、借入により支えられた不自然な景気拡大であり、早晩クラッシュする。そして、今回のクラッシュは、余りにもインパクトが大きすぎて、リバウンドさえないという。ひぇーーーーーーー。

今、欧州でも米国でも日本でも至るところで金融緩和、国債増発(欧州はギリシャ救済のための債券)が頻繁に行われていますが、これは一時的に景気の落ち込みを少なくする効果はあるかもしれませんが、根本的な解決には遠く、むしろ、将来のクラッシュの規模をただただ大きくしているだけだと言えるかもしれません。

原著は2007年なのですが、これまた予言が当たっているし、これからも当たりそう。。。

例えば、こんな予言が当たっています。
米国の不動産バブルがはじけ、デリバティブ市場に亀裂が入る・・・・サブプライム、リーマンショック
各国が景気を刺激するため、通貨安競争が起きる・・・・日本は負けてるけど、米国はあからさま
通貨価値が下落してインフレが発生し、商品相場が高騰する・・・・確かに金相場は上がっている

それで、今後、どんな事が起こるかというと

米国債の買い手がいなくなったとき、国債とドルが大暴落して世界経済のメルトダウンが始まる
それは中国のインフレをきっかけとして始まる
中国が米国債を買う力を失ったときがファイナル・クラッシュの始まり

そんなことが起きてもいいように、資産をぜーんぶ現金に換えて、シンガポールか香港に移住するか、
生活レベルを徹底的に落として、それでも、満足のゆくようにマインドセットを変えるか、

さてさて、、、、、、、


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ウォール街のランダム・ウォーカー 【バートン・マーキル(著)】 

ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理
(1999/12)
バートン マルキール

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2010.10.26読了

株式投資に携わる人間であれば、読まずともその名はよく知られている名著で、すでに改訂版、増補版やらで新しいバージョンがどんどん出ている。株式投資のバイブル的な存在です・・・・・が、私はようやくこの年になって読みました。

本のタイトルにもなっているランダム・ウォークというのは、物事の過去の動きからは、将来の動きや方向性を予測することは不可能である、という意味だそうです。で、株式市場がランダム・ウォークだという言い方をしたとき、株価が短期的にどの方向に変化することは、難しいってこと。じゃあ、株式市場で働いてる人って、ギャンブラーと同じなのかよー!

確かに、もしそうだとしたら、銘柄の名前が書いているバナナをサルが適当に選ぶのと、株式アナリストが頭脳を使って銘柄を選択するのとでは、結果変わらないということですからね。。。

この本の結論は、素人ならば余計な銘柄選択などせずに、インデックスファンドを買っておけばいいというものです。えーーーっ、そんなー。確かに色々なファンドの成績と日経平均やTOPIXの動きを比べると、意外とファンドの成績の方が下だったりしますもんねー。実は私も個人のお金については、インデックスでええわ、と思っています。

もしも、自分で銘柄選びをするというなら、ルールを守りましょうとのこと。そのルールとは:

1.少なくとも五年間は、一株当たり利益が平均を上回る成長を維持できることが期待できる企業の株のみを購入すること
2.企業のファンダメンタル価値が正当化できる以上の値段を払って、株式を買ってはいけない
3.近い将来、砂上の楼閣づくりが始まる土台となるような、確固たる成長見通しのある銘柄を購入するとよい
4.なるべく取引回数は減らすべし


もちろん、この本、色々な株式投資に関する理論についての説明・検証は書かれています。
その上で、なかなか市場成績を上回るのは難しいですね、との結論です。

となると、私のようにこの世界の片隅で生きている人間としては、むむむ・・・・

バブル崩壊から20年、基本的には下げ相場だった日本の株式市場ではインデックスを買っていたとしても損をした筈。成長国の株式市場だったら、この本のような結論でもいいのでしょうが、こと日本に関してはそもそも株なんか買わなきゃよかった・・・・という話になりかねません。

さて、株式相場がランダム・ウォークだとして、基本的に下げてゆく相場の場合、やっぱり素人は手を出さないのがいいのかも。


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スノーボール(上下)ウォーレン・バフェット伝 【アリス・シュローダー(著)】 

スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝
(2009/11/20)
アリス シュローダー

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世界で最も有名な投資会社バークシャー・ハザウェイの会長兼CEOにして、世界で最も尊敬される大投資家ウォーレン・バフェット。その知られざる生活、価値観、投資戦略、人生経験、そして後継者とは?自伝を書かないと公言してきたバフェットがただ一人信頼した著者に伝記執筆を許可し、300時間以上もインタビューに応じて人生のすべてを語り、家族・友人など250名以上の関係者への取材を認めた―5年の歳月をかけて完成した本書は、バフェット本人が初めて全面協力した決定版伝記である。偉大なる投資家バフェットが人生とビジネスをあますところなく語った全米大ベストセラー。

2010.10.27読了

上下巻で1500ページ近くあります。
こんなに長い本を読んだのは、風と共に去りぬやトルストイの戦争と平和、アンナ・カレーニナ以来。よくも退屈せずに読めたものだ。。。。というのはウソでやっぱりこれだけ長いと、疲れます。バフェットの生の姿が良いところも悪いところもすべて書かれているので、人間ウォーレン・バフェットを知ることができたというのは価値があったけど、ここまで長くなくても。。。

バフェットはドケチです。っていうか、贅沢を知らない人なんでしょうかね。
高級寿司屋に連れて行っても、「サラダ巻きないっすか」と頼む人でしょうし、高級グリルで「ハンバーガーをミディアムレアで」と頼む人みたいです。はぁ・・・・

1500ページも読んで、感想が「バフェットはドケチでした」チャンチャン。。。では、さすがに何のオチもないので、いくつか気になったところを紹介します。

バフェットが父親から影響を受けた言葉というと
人がどうふるまうかを大きく左右するのは、内なるスコアカードがあるか、それとも外のスコアカードがあるかということ。

確かに、それは言えます。内なるスコアカードというのはなかなか客観的にはなれないので、結局は独断っだたりしますもんね。

一セント一セントが、自分の雪の玉(スノーボール)になる雪のひとかけらなのだ。そう、だからこそ、一セントだって無駄にしちゃいかんのです!!

さてバフェットはお金について、どう思っていたのでしょうか?
私はずっと、おかねは社会に返さなければならない預かり証だと思っていました。世代をp超えた富の継承には乗り気ではありません。

人生の目的は、愛されたいと思っている人たちから、ひとりでも多く愛されることだ。

ちょうどいいぐあいの雪があれば、スノーボールはかならず大きくなる。お金を複利で増やすことだけをいっているのでない。この世の事を理解し、どういう友人たちを増やすかという面でもそうだった。時間をかけて選ばなければならないし、雪がよくくっついてくれるには、それなりの人間にならなければならない。自分が湿った雪そのものになる必要がある。雪の玉は山を登ってひきかえすことはできないから、転がりながら雪をくっつけていったほうがいい。人生とはそういうものだ。

最後の方でバフェットのこういう言葉があります。
これで本のタイトルのスノーボールが何を意味するのかが分かるのではないでしょうか。

おそらく、最初で最後の生のバフェット伝。
金融界で働く人間ならば、一読の価値ありと思います。


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まぐれ-投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか- 【NNタレブ著】 

まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのかまぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
(2008/02/01)
ナシーム・ニコラス・タレブ

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人はどうして、投資で儲かると自分の実力だと思い込み、損をすると運が悪かったと思うのか?トレーダーとしての20年以上にわたる経験と、数学、行動経済学、脳科学、古典文学、哲学等への深い知識と鋭い洞察をもとに、金融市場や日常生活において偶然や運が果たしている隠れた役割と、人間の思考と感情との知られざる関係を鮮やかに描き出す最高の知的読み物。

ブラック・スワンの著者であるタレブ氏の前作です。英語のタイトルは「Fooled by Randomness」とありますが、この邦題を「まぐれ」としたところ、いいセンスです。

さて、私も投資業界に身を置く一人の(一応は)プロフェッショナルとして、サブタイトルの「投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」には、参りました。この世界よく言われることは、”儲かったら自分のお陰、損したら他人の所為”というのがありますが、儲かってもそれは運・・・・だけなのかあ・・・・・

「はじめに」で著者は、いきなり痛い所を突いてくる

すでに起きたことはいつだって実際ほどには偶然には思えない(後知恵バイアスと呼ばれる)。誰かが自分の過去の経験を語るのを聴くと、ほとんどは勘違いした頭で振りかえってでっちあげた後知恵の説明だったりする。そういうのは我慢がならない。

投資家にトラックレコード(過去の運用成績)を説明する際に、さもありなんって感じで後知恵で説明している自分がいる・・・・「あの時は○○な状況で××な手法で投資しましたが、将来△△な状況になっても□□で対応できるんですよ」とか。これはブラックスワンでも何度となく語られている。

かといって、全部が全部、運だけなんだよ世の中は!と言ってるわけでもないことは、こんな記述からも分かる。

この本で書いたのは「物事は私たちが思っているよりもたまたまなんだ」ということで、「物事は全部たまたまなんだ」ではないということがなかなか分かってもらえない。

もうひとつ「はじめに」で疑的で不信であり続けることの大切さをモンテーニュの思想を例に主張している。

大事に育てていかないといけない自分の財産は、に深く根差した自分の知性への不信感だと私は考えている。
懐疑的であり続ける-物事を疑い、自己批判し、自分の限界を認める-のは勇気のいることだ。


さて、本書の中味についてですが、翻訳が上手い!って中味じゃないのかよーーーと突っ込まないでください。訳者の望月氏はブラックスワンもそうですが、ヤバイ経済学、超ヤバイ経済学でもどんぴしゃな、そして少しぶっ飛んだ翻訳をされるので、私は大好きです。この本もやってくれていますねえ。

で、ようやく本書の中味。
はい、纏めるのはムーリー(笑)。だって、この本、投資・運用のことを書いているというよりは哲学なんですもの。難解だけど、読みやすく面白い。ずっと引っ張られ放しでした。そんな中で、自分への戒めも含めて、気になる箇所をいくつか拾って感想なぞを書いてみます。

P.120
自分のポジションと結婚する:下手なトレーダーはポジションよりも先に奥さんと離婚するということわざがある。いったん抱いた考えに忠節を尽くすのは、トレーダーにとっても科学者にとってもよくないことだ。

そして、都合が悪くなっても自分にいい訳をして、愚直に自分のポジションを守ろうとしてしまい、大損する・・・よく聞く話です(笑)

さて次のポパー(著者はこのマイナー(?)な哲学者がお好きなようです/実はあのジョージ・ソロスも自著の中でポパーを紹介しています)の反証理論ですが、これはごもっともななのですが、めちゃめちゃ疑い深い人間になることを薦める考え方ですね(笑)世の中には次の二つの理論しかないらしい。

P.161
1.検証が行われ、適切な形で否定(反証)されて、間違っていることがすでにわかっている理論
2.まだ反証が成功していないので、間違っているかどうかわからないけれど、間違っていることが証明される可能性のある理論



さて、トレーダーである著者がどんな運用手法を取っていたのか?
それはオプションの買い(専門的にいうとボラティリティ・ロング)。とても噛み砕いた説明をすると、毎日だらだらとちょっとずつ血を流すように損をするが、ときどきすっごい大きな事件が起きると大儲けするというやり方。これに対し、多くのヘッジファンドがリーマンショックでぶっとんだやりかたは、オプションの売り(同じくボラティリティ・ショート)。毎日ちょっとずつ儲かるので気持ちよいが、大きな事件が起きると一撃必殺で死んでしまうというもの。

この本で一番言いたかったことは、ポパーの反証主義のことのような気がします。
疑い続けろ!それが証明されていない限り・・・
とても知的好奇心をくすぐられる本でした。
ブラック・スワンより、こちらの方が面白かったような気がします。


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