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葉隠入門 三島由紀夫 


葉隠入門 (新潮文庫)葉隠入門 (新潮文庫)
(1983/04)
三島 由紀夫

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実家の本棚に埋もれていた一冊。三島が自決の三年前に出版し、三島文学の礎を築いたと言ってもいい三島が最も愛した「葉隠」へのオマージュ、いや、「葉隠」を使った自決表明だったのか。と、ビジネス書Blogなのに、なぜ三島なのか?!

別に、僕は三島信者でも、いわゆる”右”系でもありません。
佐賀県出身なので佐賀の鍋島藩で読み継がれたという「葉隠」には昔から興味があったのと、先日「武士道」を読んだ流れで、たまたま実家にあったこの書を手に取ったというだけです。

葉隠には「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」という、とても有名な一句があります。
この言葉は誤解されやすく、”死”を美化し、絶対化するような意味にも捉えられますが、僕の読み方は”死”ではなく”生”だと思っています。毎日毎日、明日死んでも悔いの無いように生きていますか?という問いかけのような気がします。

また葉隠には、上司とうまくやっていくには?等、ビジネス上もかなり役に立ちそうな言葉も沢山ありますので、僕が目についた言葉をいくつか紹介したいと思います。一部はしょうもないもんもあります(例えば、欠伸をするな、というのには笑えました。。。)

そうそう、恋愛についても結構書いてあるんですよ、意外なことに(後、大きい声では言えませんが、男色(!)のことも)。

武士道を究めるためには、朝夕くりかえし死を覚悟することが必要
はじめに勝つことが常に勝つことだ


三島由紀夫が冒頭で書いている言葉
「戦争中から読み出して、いつも自分の机の周辺に置き、以後二十数年間、折りにふれて、あるページを読んで感銘を新たにした本といえば、おそらく「葉隠」一冊であろう」
「『武士道といふは、死ぬ事と見付けたり』というその一句自体が、この本全体を象徴する逆説なのである。わたしはそこに、この本から生きる力を与えられる最大の理由を見いだした」
「『葉隠』ほど、道徳的に自尊心を解放した本はあまり見当たらぬ」
「武勇は、われは日本一と大高慢でなければならず」「武士たる者は、武勇に大高慢をなし、死狂ひの覚悟が肝要なり」・・・正しい狂気、というものがあるのだ。

葉隠の三つの哲学
行動哲学:いつも主体を重んじて、主体の作用として行動を置き、行動の帰結として死を置いている。あくまでおのれから発して、おのれ以上のものに没入するためのもっとも有効なる行動の基準を述べた
恋愛哲学:エロース(愛)とアガペー(神の愛)を峻別しないところの恋愛観念。もっとも官能的な誠実さから発したものが、自分の命を捨ててもつくすべき理念に一直線につながるという確信。
生きた哲学:人生がいつも死に直面し、一瞬一瞬にしか真実がないとすれば、時の経過というものは、重んずるに足りない。重んずるに足りないからこそ、毎日毎日これが最後と思って生きていくうつには、何物かが蓄積されて、一瞬一瞬、一日一日の過去の蓄積が、もののご用に立つときがくる。


武士道の本質は、死ぬことだと知った。つまり生死二つのうち、いずれを取るかといえば、早く死ぬほうをえらぶということにすぎない。武士道を究めるためには、朝夕くりかえし死を覚悟することが必要なのである。
意見というのは、まず、その人がそれを受け入れるか否かをよく見分け、相手と親しくなり、こちらの言うことを、いつも信用するような状態にしむけるところから始めなければならない。

人なかで欠伸をすることは、慎みを欠く行為である。思いがけず欠伸をしてしまったときは、額をなで上げたりすれば止まるものだ。
翌日のことは、いつも前の晩から考えて書き付けておくがよい。これも、万事人に先んじて予定を立てておくべき心得である。

「大事な思案は軽くすべし」:大事についてはまえもって思案しておいて、いざというときそれを思い出して、簡単に処理する必要があるのだ。
きまった、固定的な考えを持つことが悪いのである。どうしたら真実を発見できるだろうかと、一生それを探し求め、心から修行すべき。

いつも討死のつもりで死身になりきって、奉公にも精出し、武芸にも励めば、恥をかくこともないものを、欲得、我侭ばかりで一日一日を過ごすのは残念なことだ。
酒の座ではいつも気を抜かずにいて、思いもかけぬ出来事が起こっても、十分対処できるように考えるべき。

はじめに勝つことが常に勝つことだ
災難というものは事前に考えたほどのものではないので、前もって苦しむのは馬鹿馬鹿しいことだ
大変困難なことに出会ったときは、大いに喜び勇んで突き進むべき。「水増せば船高し」というようなもの。

人を超えようと思ったら、自分の身の上について他人にとかく批判させて、意見を聞くのが一番よい。
武士は、かりそめにも弱音を吐いてはいけない
武勇に関しても、若者の修行についても、自分は日本一の人物だという大高慢心を持っていなければならない。逆に、たえず反省を積み重ねることも必要だ。

上杉謙信の言葉「必勝のコツは知らない。ただチャンスを捉えて逃さないこと」
人間の一生なんて短いものだ。とにかく、したいことをして暮らすべき。つかの間ともいえるこの世にあって、嫌なことばかりして苦しい目にあうのは愚かなこと。

奉公人には四種類ある。「急だらり」「だらり急」「急々」「だらりだらり」である。「急々」というのは、用事を言いつけたとき、よく請合って、事をすみやかに処理する者のこと。「だらり急」というのは、申し付けたときはよく理解できていないようでも、事を処理するのは手っ取り早く、手際の良い者のこと。「急だらり」は、申し付けたときはよい返事をするが、事を処理する段になると、なかなか手間がかかり、仕事も長引くもの。これは多い。その他はみな、「だらりだらり」。

勝つということは、すなわち味方に勝つことである。味方に勝つというのは、我に勝つことである。我に勝つというのは、自分の気力をもって物事を処理すること。


大変困難なことに出会ったときは、大いに喜び勇んで突き進むべき
人を超えようと思ったら、自分の身の上について他人にとかく批判させて、意見を聞くのが一番よい


今にも通用する話は沢山ありますね。
しょうもない話ですが、欠伸とか酒の席の話とか。。。ま、自分も頭痛いです。

”だらりだらり”の話も面白かった。自分も”だらりだらり”にならぬようきちんとやらねば!


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論語力 

論語力論語力
(2008/01/29)
于 丹

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最近、日本のビジネス書を読むと、至る所で論語の言葉が参照されていることが多い。
日本人にとって先日紹介した武士道も重要だが、根本的なところでは中国から考え方・哲学は輸入しているはず。そして、そういう意味では論語はその最たるもんではないかなと。

僕も高校以来、いろいろな孔子の言葉を見てみたが、納得することしきりです。
生きてゆく上での大事なことは、ぜーんぶ論語でイケるかも。

たとえ辛い現実は変えられなくても、現実に直面した時の心の受け止め方は変えられる


「自信」「無欲」「勇気」があれば、どんなことにも立ち向かえる「強い心」が生まれる
心に節度を持ち、自らを戒める。それが本当の意味での勇気。
つまらないことは早く忘れる。人間が安らかに生きるための大事なルール。
ふだんから備えている心が違えば、モノの見え方や考え方も大きく違ってくる

恨みには恨みで報いるのではなく、公正で正直な心で対処すべき
どんなに親しい相手であっても、常に「ほどほどの距離」を保つ
人間に降りかかる災いとは、言葉から生じることが多い
行動を重視し、発言には慎重
日常的な礼儀作法は自分自身の修養と考えるべき

悩み、迷い、恐れがなければ、恨みや批判もなくなる
善良で、大きな志を抱き、理念のためには不遇もいとわないのが本当の君子
他人には寛容な心で接する。調和・融合の精神が君子の道につながる
人間は思考が行動を決める

良い友人を得るためには、自分自身の「仁」と「知」が重要
人生を足し算とばかり捉えるのではなく、引き算の観点から考えてみることも大事

大切なのは理想の大小ではなく、それが心の真の思いであるかどうか
日々に追われ、狭い価値観で暮らしていると、大切な志を見逃してしまう
意志の力=思うことの力こそ、この世で最も大きな力

不惑に近付くとは
引き算の人生で物事を見られるようになること
即ち、あなたの心が本当に必要としているもの以外は、思い切って捨てることを学ぶ。付き合いたくない人とは付き合わない。やりたくないことは断る。見えを捨て、本当に必要なもの以外は買わない。

僕も不惑を過ぎた・・・捨てること、やめること、断ることで引き算しなきゃね。やりたいことは増えてくるんだよなあ。でも物欲は不思議となくなった。。まずは飲み会を減らそう(笑)

天を恨みず、人をとがめず、心の大道を確立することこそが天命

つまらないことは早く忘れる
善良で、大きな志を抱き、理念のためには不遇もいとわない



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武士道 

武士道 (PHP文庫)武士道 (PHP文庫)
(2005/08/02)
新渡戸 稲造

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アメリカ出張から帰ってきて、いきなり「武士道」の紹介である。
立ち上がれ、ニッポン!(あのおっさんだらけの政党のことじゃありませんが)
再度、日本を見つめ直し、日本人としての誇りを・・・・・

と大袈裟な話ではなく、「武士道」は僕が好きな日本論的な本の一つです。
佐賀県出身なので、「葉隠」も好きですが。

ただこの「武士道」、使いようによっては悪用されることもあるので要注意ですよね。
太平洋戦争の時に「天皇陛下のためならば・・・」的に、国民全体を洗脳していったわけですから、ある種、危険な本かもしれません。それでも敢えて、今の時代だからこそ、もっと読まれて欲しいなと思います。

再読したので、いくつか要点を列挙してみます。

勇気とは、正しいことを行うことである

日本の道徳教育(善悪の観念)のベースは武士道にある
武士道は欧州で言うところの「騎士道の規律」であり、ノーブレス・オブリージュ(身分高い者に伴う義務)である
・・・このノーブレス・オブリージュっていう言葉カッコいい!まあ今の社会で置き換えると身分というよりは、政治家とか、会社の社長とか、社会的地位の高い人間に当てはめるべきかな。僕自身も守りたいものだ。

武士道は仏教徒神道から大きな影響を受けているが、源は孔孟の教えであり、知識を行動と一致させよという王陽明の「知行合一」の実践であった・・・出ました、孔子・孟子、そして陽明学。なんか学生の頃の歴史とか倫理・社会をやっているようだが、中味はさっぱり忘れてるなあ。また読んで勉強せねば。

は最も厳格な教えで、裏取引や不正行為ほど嫌われるものはなかった
勇気は、義のために行われるのでなければ、徳として教えられる価値はない
愛、寛容、他者への愛情、同情、哀れみは、常に至高の徳 


礼儀のルーツは、他人の気持ちを尊重することから生まれる謙虚さや丁寧さ
真実性と誠意がなければ、礼儀は茶番か芝居である
名誉は、この世における最高の善。若者が追求すべき目標は富や知識ではなく、名誉。


自分の命は主君に使えるための手段と考え、それを遂行する名誉が理想の姿
教育で第一に重視されたのは、品格の形成
不平不満を言わずに耐える不屈の精神を訓練し、自分の悲しみや苦痛を外面に表すことで他人の楽しみや平穏を損なわないように、という礼儀正しさが大切
・・・これは相当ハードル高いな。。でも、こういう人物なんだろうな、本当の武士道精神を持つ人は。

切腹は単なる自殺の一手段ではなく、法制度としての一つの儀式・・・本の中に幼い三兄弟の切腹のシーンが出てくるのですが、今も思い出して涙が出そうになります。先日の龍馬伝での武市半平太の切腹のシーンも凄かった。

著者は最後に、「武士道はこのまま廃れるのだろうか」「武士道は独立した倫理的な掟としては消え去るかもしれない」と述べている。しかし、こうも言っている「その光と栄光は、廃墟をこえて生き延びるだろう」と。そう。さて、それを伝えてゆくのは、まさに大人として今の時代を生きている我々の世代かもしれません。今回の紹介は、いつもとちょっと趣向が違いましたが、たまにはこういうものも。

不平不満を言わずに耐える不屈の精神
自分の悲しみや苦痛を外面に表すことで他人の楽しみや平穏を損なわないように



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貞観政要のリーダー学 

「貞観政要」のリーダー学 守成は創業より難し「貞観政要」のリーダー学 守成は創業より難し
(2005/11/25)
守屋 洋

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貞観の治って大昔に世界史で習ったかどうか・・・それも定かではないけど、唐の時代の話とのこと。
日本では北条政子や徳川家康も好んで読んでいたというので、当時としてもリーダーシップに関する古典だったんでしょうね。

チームメンバーから借りて読んだのですが、「あんたもリーダーなんだから、これくらいやっとけ」と言われたような気がして、うーんと唸った本でした。リーダー、かくあるべき。またここに書かれていることかが立派なんですよ。。。

安きに居りて危うきを思う
※国が安定している時こそ、気を引き締める

君は舟なり、人は水なり
大時は皆、小事より起こる
利を見ては、義を思う(論語より)

率先垂範、わが身を正す
上理(おさ)まりて、下乱るる者はあらず

臣下の箴言に耳を傾ける


この本の後半部分に、臣下が王に対して、散々これでもかという位に箴言をするところがあるのですが、この王の偉いところは、それをちゃんと聞いているんですね。普通だったら、「うるせー、黙っとけ」って言われそうだもんね。

リーダーというものは
・不測の事態に対する備えを怠らない
・法や規律を守る
・安逸に流されない
・楽しみに溺れない
・すぐれた人材を登用し、信頼して仕事をまかせる
・悪に気づいたら断固とりのぞく
・うたがわしいことには手を出さない


楽しみに溺れない

はい、溺れないようにします。


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わかる・使える 孫子の兵法 

超要点解説とキーワードでわかる・使える孫子の兵法超要点解説とキーワードでわかる・使える孫子の兵法
(2004/04)
福田 晃市

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うまく戦って困難に打ち勝とう!

戦争の達人、孫子の有名な兵法をとっても分かりやすく(分かりやすぎるくらいに)解説してある本。いかに戦いに勝つかということはビジネスにも通ずるということで、全世界でも読まれているでしょうね。

心優しい僕としてはちょっと後ずさりすることもあったけど、やはり戦いは戦い。勝たねば!
ただ個人的には中国の古典を読むなら、「論語」かな。「論語」をこれまた分かりやすく解説した「論語力」については後ほどご紹介します。

・勝てる状況をつくれ「利を計りて、以って聴き、即ちこれが勢いを為し、以って其の外を佐(たす)く」
・臨機応変におこなえ「勢いは、利に因りて 権を制するなり」
・たくみにウソを利用せよ「兵は詭道なり」
・もうけにこだわるな「利して、これを誘い、乱して、これを取る
・ゆきあたりばったりはやめよ「多算なれば勝ち、少算なれば勝たず
・めんどうなことほど急いで終わらせよ「兵は拙速を聞くも、未だこれを巧みにして久しくするを観ざるなり」
・謀略で戦う「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり」
・うらみを残さない勝ち方をせよ「国を全うするを上と為し、国を破るは、これに次ぐ。軍を全うするを上と為し、軍を破るは、これに次ぐ」
・自分を知り、相手を知れ「彼を知り、己を知る者は、百戦してあやうからず
・さっと動け「善く戦う者は、その勢いは険しく、その節は短し」
・それが出来る人に、それを任せよ「人を撰んで、勢いに任ず」
・何事も早めを心がけよ「先ず戦地に処りて敵を待つ者はいつなり」
・その気にさせよ「善く戦う者は、人を致して、人に致されず」
・だれも通らない道をゆけ「其の赴かざるところに出て、その意わざるところに赴く」
・先の見通しを立てておけ「戦うの地を知り、戦うの日を知れば、千里にて会戦すべし」
・大きな志をもて「進んで名を求めず、退きて罪を避けず、ただ民はこれを保ちて、主を利す、国の宝なり
・部下をかわいがれ「卒を観ること、嬰児のごとし。故にこれと共に深けいに赴くべし。卒を観ること、愛子のごとし。故にこれと共に死をともにすべし」


昔の人は日々戦場、日々戦いで大変だったんだろうなあ。
まあビジネスも厳しい言い方をすれば戦場ともいえるが、命を取られるわけじゃないんでね。
そこに甘えが出てくるのかもしれませんが。。。

勝つ!


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