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ひやりとする夢を見た

よく夢を見るほうなのだが、たいていはしばらくすると内容をほとんど忘れてしまう。
「どう考えても、これって夢だよな」と既に夢の中で冷静になっていることが多いのだ。
でも、この夢はけっこうリアル感があって、内容もしばらくの間くっきりと覚えていた。忘れないうちにと思って、モレスキンノートにメモを書いたら、さらに後から付け足のように情景が加えられてゆくような変な感じだった。何て事のない夢なんですが、僕の見た夢というのはこんな感じ・・・・

場所は会社ではない、どこかホールのようなところのようだ。
会社のパーティーの様な会で社長交代のアナウンスがあった。それも社長がはっきりとそう言った訳じゃないのに、皆がなぜかそう理解をしている。そして、いつしか新社長を囲んでお祝いするような雰囲気になっている。

僕はそのアナウンスに驚きもせず、またその雰囲気に喜びもせず哀しみもせず、淡々と誰と話すこともなくその場をやり過ごしている。

そして場面はなぜか岩山のあるキャンプ場みたいなところに、いつの間にか変わっている。皆、ビールやワインを飲みながらまるでピクニック気分のような感じで盛り上がっている。僕はさきほどと同様に誰と話すこともなく、その場に佇んでいる。そのうちその喧騒な雰囲気に嫌気がさして、ひとりで帰ることにする。

そこで自分の持ち物の鞄、財布、携帯電話などすべてが失くなっていることに気付く。周囲を探してみても、見つからない。かなり歩き回っても、どこを探しても見つからない。歩き回っているうちに疲れてしまい、ふと気がつくと道端で眠ってしまったようだ。

目が覚めたとき、相変わらず場面は岩山のあるキャンプ場みたいなところだった。でも、会社の皆は誰もいない。そこに以前職場が同じだった元同僚が数名通りがかった。そして声をかけられた。

「あれっ、〇〇さん、こんなところで何しているんですか?」
「えっ、そっちこそ。。。うーん、一体どうしたっていうんだろう」
そこで、突然、ある一定の時間が過ぎ去ってしまっているのではないかという考えが浮かぶ。というか、日にちが経過していることを自然と理解できたのだ。

「ところで、今日って何日だっけ?」
答えを聞いて驚く。なんと、三日も過ぎ去っている。少しの間、眠っただけのつもりだったのに。。。
そうだ、家に電話しなきゃ。でも携帯電話は手許にない。
知り合いに電話をかりて、ボタンを押す。番号も押してないのに、自宅にかかったようだ。

「もしもし」
そして、妻が電話にでる
「お久しぶり。連絡待ってたよ、〇〇さん」
三日も帰っていないというのに、全く心配している様子はないし、むしろ声は明るく弾んでいるようだ。しかも、なぜ僕が妻に名字で呼ばれなくてはいけないのだ。
「今から帰るよ」
それだけ言うと、僕は電話を切った。

電話を切った後で、僕は愕然とする。
”家へ帰る途が分からない”のだ。
”ここは一体どこなんだ?”
”僕は一体、何者なんだ?”

僕は色々なモノを失ってしまったことに、気付く。


みたいなところで、目が覚めました。
かなりひやりとする内容で、その日しばらくの間ボーッとしていましたが、夢というのは何かの象徴なのか。。。
それとも村上春樹の小説を読み過ぎたせいで、なんだかその世界に入り込んでしまったのか。
夢の中で井戸とか羊男とか出てきていたら、そうだったかもしれないけど。。。。

何年かに一回、このように文章に起こせるような夢を見ることがある。
何か意味あるのかな????
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