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2013年7月に読んだ本(21冊) 

今月もover20冊読んでしまいました。何と言う事でしょう。あの暇だった学生時代ですら毎月20冊を読むのは一苦労だったのに。文字通り、本当に速読おやじになったのか、それとも読みが甘いのか、実はめちゃくちゃ暇なのか、簡単に読める本ばかり選んでいるのか、、、いやいや本当に本が好きだからです。

7月もたくさん面白い本を読みました。村上春樹が一段落したので、7月からは村上春樹の翻訳本にチャレンジしてみました。あの「グレート・ギャッツビィ」も再読しましたが、ようやく僕も「酸いも甘いも分かる」年齢になってきたからのか、物語を堪能することができました。同じフィッツジェラルドでは僕が短編ナンバーワンだと思っている「冬の夢」も相変わらず素敵な小説でした。そして、レイモンド・カーヴァーですが、ちょっぴり不幸な話のオンパレード、特に大事件は起こらないけど、なぜだか引きつけられる話。8月も再読を進めています。

経済書では久しぶりにガルブレイスを読んでみました。バブル関連の著作ですが、結局人間は同じことを繰り返す。今もちょっとしたアベノミクス・バブルの気配がするので、要注意要注意。

ちきりんの「未来の働き方を考えよう」は自分の今後の働き方を考える上で、”世の中のあるべき論から、きっぱり(ココは強調)降りる!”という選択肢は魅力的だなと思いました。僕も勝ち組目指してとか出世至上主義とかではないので、あるべき論に関してはいつも違和感ありでした。でもシンプルに”やりたい事をやる”という精神で、これからも働き続けたいなと。

「働きながら、社会を変える」ですが、とてもイイ本です。著者の慎さん、とってもイイ若者です。先日じっくり話をしたのですが、益々応援したくなりました。と同時に、僕も”働きながら、社会を変えよう!”とまた強く思いました。

いつも通りハーバードビジネスレビューと経営書のコメントは長いです。これは自分の備忘録にと思って、自分にとってのエッセンスを書き出しておりますので。。。

それでは長いですが、以下どうぞ。

2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:5497ページ
ナイス数:265ナイス

考えない練習考えない練習感想
小池さんの本は疲れた時、気持ちを落ち着けたい時、リラックスしたい時に精神安定剤として時々読んでいる。読めば読むほど、僕はなんて煩悩の塊なんだろうと思ってしまう。常に人格者であろうと努力しているつもりだったが、結局それは「人に良く思われたい」という欲が原動力だったりするのだ。人間の三つの悪行である、怒り、欲、迷い。これを防ぐためには五感を研ぎ澄まして、その時その時に集中する必要があるようだ。余計な事を考えずに、自分がいま感じているものをそのままに感じる。感覚に能動的になることで、心は充足するのだそうです。
読了日:7月1日 著者:小池 龍之介


働きながら、社会を変える。――ビジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む働きながら、社会を変える。――ビジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む感想
NPOで働くことを真剣に検討していた頃、この本に出会った。著者は投資会社で働きながらパートタイムでNPOの代表を務めている。何と僕の同業で同じ志を持っている人がいる!いや言いすぎた。僕の志などちっぽけ過ぎる。今回、たまたま仕事を通じて著者に会う機会があり、僕もNPOの支援をしているんですみたいなやりとりをしたのですが、今度ゆっくりと話ましょうみたいなことになったので、復習のために再読です。著者の行動力、問題意識、頭の良さはこの本からも窺えます。僕たちにも出来ることがある!多くの人が一歩を踏み出せるといいな
読了日:7月3日 著者:慎 泰俊


フォーカル・ポイントフォーカル・ポイント感想
「レバレッジ・リーディング」の本田氏のまえがきによれば、この本は「少ない労力でいかに大きな成果あげるか」というように、人生にレバレッジをかける方法を教えてくれるとのこと。この手の本はもう腐る程読んできたので、目から鱗の内容はないけど、精神論ではなく具体的な方法を示唆してくれるという点では重宝しており、時々読み返す本。「幸せで満ち足りた瞬間とは、心の奥にある信念や価値観と、現実の生活とが一致したときにあなたに訪れる」僕の信念と価値観は、誠実で正直たらんこと。と言ってるくせに、実現できてないかも。。。
読了日:7月4日 著者:ブライアン・トレーシー


グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)感想
グレート・ギャツビィを読むのは三度目。一度目は野崎訳で20年以上前。そして二度目が村上訳が出た数年前。正直言って、一度目も二度目もこの小説にはさしたる魅力を感じることもなく、なぜに村上春樹がこれほど拘るのかが理解できなかった。三度目の今回、なぜか滅法面白く感じたし、音楽が流れるかのような情景描写と心理描写の美しさ、繊細さにぐっと惹かれた。たぶん、これは僕が人生を積み重ねたからだろうというのは格好良すぎるな(笑)村上春樹の小説読み続けたせいで、世界に嵌まり込んでしまったというのが、おそらく正解かと。
読了日:7月4日 著者:スコット フィッツジェラルド


使いみちのない風景 (中公文庫)使いみちのない風景 (中公文庫)感想
「旅行の過程で目にした「束の間」の通りすぎていく風景を収めた引き出し・・・この記憶は、まったく唐突に、ほとんど身勝手に、僕の前に姿を現す」とあった。確かに、なんでこの状況で、この場面を思い出すんだろうというのはある。旅行で有名な観光地を思い出すのではなく、例えば駅の切符売り場や現地のタクシーに乗ったときの広告とか。シカゴには半年いたけど、よく思い出すのは日常的な場面ばかりだ。いまこの瞬間思い出したのは、アパートのキッチンと、日本食スーパーでそうめんつゆを見つけた瞬間だ。笑っちゃうけど、そういうものなのかな
読了日:7月5日 著者:村上 春樹


マイ・ロスト・シティー―フィッツジェラルド作品集 (1981年)マイ・ロスト・シティー―フィッツジェラルド作品集 (1981年)感想
25年振りの再読。あれあれ、年齢がバレてしまうな(笑)フィッツジェラルドはやはり短編の方が素晴らしい。この作品集には収められていないけど、「冬の夢」は僕の中では短編世界ランキングトップ(ちょっと言い過ぎか)。さてこの本では父と娘が登場する「哀しみの孔雀」が心に染みた。「残り火」と「氷の宮殿」の悲観的世界観は悲しいけれども美しい。でも、この本の一番の読みどころは、冒頭の村上春樹の文章。フィッツジェラルドへの深い憧憬が伺えます。ノルウェイ以前のまだ普通の作家だった頃。僕もまだ若かった頃。色々変わってしまった。
読了日:7月7日 著者:スコット・フィッツジェラルド


未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる感想
昨年、リンダ・グラットンの「ワーク・シフト」を読んで“働き方”について大いに考えさせられた。40代で働き方を見直そうと著者は3つの選択肢を提供している。そのうちの2つは僕も考えた(リスク取って勝ち組目指すか、何も変えないか)が、世の中のあるべき論からきっぱりと降りる道もあるのだという選択肢は、ハッとさせれらた。僕は30後半で大企業から転職し、40半ばにして再び転職を検討ちう。やりたいことが明確になるというのは幸運だと著者は言う。そうかもしれない。今の僕の選択肢は勝ち組目指すが、あるべき論からは降りる!
読了日:7月8日 著者:ちきりん


ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック (中公文庫)ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック (中公文庫)感想
学生時代に読んで以来の再読。僕の個人的な興味は妻ゼルダについての伝記だ。ゼルダがいなければ、フィッツジェラルドはあれらの小説群を書けなかっただろうし、またゼルダがいたことで破滅の道を歩むようになったとも言える。自分で経験したことを元に小説を書くというのはヘミングウェイもそうだった(そのために戦争に参加)が、フィッツジェラルドの経験は寂し過ぎる。最後に収められた短編「リッチ・ボーイ」、村上春樹は”青春の夢と挫折”を表わしたリアリティー溢れる作品と評価している。取るに足らないリアリティー、だけど心に残る。
読了日:7月11日 著者:村上 春樹


Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 08月号 [雑誌]Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 08月号 [雑誌]感想
冒頭のサンドバーグ女史(フェースブックCOO)のインタビューは面白かった。日本よりもずっと男女平等が進んでいる米国ですら、そうではないと著書「LEAN IN」でも述べている。「女性の成功と好感度の間には負の相関関係がある」というフレーズにはドキッとしました。確かに僕もそう思っているかもしれません。日本であれば尚更でしょうな。社会全体で真剣に取り組まないといけない問題かも。DeNAの南場さんのインタビュー記事では「”ヒト”にとらわれない。”コト”に集中する」というコメントに激しく共感。人に関心が向かうと政治的になってしまうと彼女は言う。つまり、誰が言ったかではなく、何が正しいかに集中することが重要だと。分かっちゃいるけど、これは極めて難しい。「リーン・スタートアップ」に関する論文では、完璧な事業計画よりも、試行錯誤して顧客からのフィードバックを受けながら前に進む方がよいとしている。要は”仮説”でまずは進んじゃおうというもの。で、リーン・スタートアップに向いているのは、実は大企業だったりするとも。「再び大企業の時代に スタートアップ4.0」で詳しく述べられている。 大企業の何が有利かって、「インフラ、ブランドの評判、提携先を容易に見つけられる、規制当局への対応経験」などなど。私が属する金融業界でもそうなのかな、大企業も捨てたもんじゃないなと思う。ホリエモンのインタビューは相変わらずだったなあ。「将来を考えることに意味がない。考えないから不安にならない」と言う。はぁ、、、、まあ、この人の考えも正しいんだよな。「いつか誰かが実現することが、未だ実現されていないので僕がやるだけ」うん、カッコイイ(笑)
読了日:7月11日 著者:


中学受験 偏差値が届かなくても受かる子、充分でも落ちる子  必ず合格できる学び方と7つのルール (地球の歩き方books)中学受験 偏差値が届かなくても受かる子、充分でも落ちる子 必ず合格できる学び方と7つのルール (地球の歩き方books)感想
息子が小学6年生。これから天王山の夏休みを迎える。難関校を目指すわけではないけれども、本人が行きたい学校に出来る限り行かせたいと親としては強く思う。偏差値なんて、ただの数字やんけ、子供の個性は何も表しとらんとじゃなかですか!と九州弁でまくしてたいところではあるが(笑)、中学受験を選択した以上、避けては通れぬ道。偏差値はまだまだ上がる(下がる)ので、やはり勉強の量と質ですな。息子の場合は四科目の偏差値がほぼ横一線で、これはイイんだそうだ。さて、お父さん個別指導塾4年ぶりにフル稼働ちう。二人三脚でやるぞー!!
読了日:7月12日 著者:AKIRA


バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉感想
「カットグラスの鉢」が抜群に面白かった。20代の時に読んだ時には中年女性の心情なんかさっぱり分からず、通り過ぎていったストーリーが年齢を重ねたことで、文章が重くのしかかってきた。そしてこの小説を書いたときフィッツジェラルドは24かそこら。。これまた驚きだ。彼は中年女性と不倫でもしていたのか、、、と思う位のリアルな描写だった。さて春樹氏も書いているが、僕もこの書き出しが好きだ。”旧石器時代があり、新石器時代があり、青銅器時代があり、そして長い年月のあとにカットグラス時代がやってきた” シンプルで美しい!
読了日:7月15日 著者:村上 春樹


「原因」と「結果」の法則「原因」と「結果」の法則感想
あらゆる自己啓発本のバイブル。僕も年に一度は何かのタイミングで目を通すようにしている。ひと言で要約すると「自分の思いが自分の人生を創っていることを認識する」ということ。環境や人のせいにしてはいかんですよと。何か上手くいかないことがあると、ついつい「〇〇さえなきゃなー」とか「〇〇があれば僕だって」とか、言い訳をしてしまいがちです。それではいかんのです。”気高い夢を見ることです。あなたはあなたが夢見た人間になるでしょう。あなたの理想は、あなたの未来を予言するものにほかなりません。そうだ、志の高い夢を持とう!
読了日:7月16日 著者:ジェームズ アレン


冬の夢冬の夢感想
フィッツジェラルド短編の中ではマイベストなのが「冬の夢」。いやあらゆる短編の中でも一番に近い作品かもしれない。なぜにそんなにこの作品に惹かれるのかって、音楽のような調べをもつ流れるようでいて美しさを備えた文章だ。グレート・ギャッツビィの凝縮版のような感じも受けたが、主人公の男女をスコットとゼルダに置き換えて考えると、更に物哀しい。フィッツジェラルド作品は彼の生身の人生とは切り離せないのか。そして、単純にお伽噺として面白かったのは「リッツくらい大きなダイヤモンド」。絶大なる富を持った男の結末は・・・
読了日:7月17日 著者:スコット・フィッツジェラルド


バブルの物語―暴落の前に天才がいるバブルの物語―暴落の前に天才がいる感想
この本もバイブルだなあ。初読は1991年。今読んでも全く色褪せないね。「暴落の前に金融の天才がいる」という箴言は全くもって現在でもあてはまる。98年LTCMの際のブラック・ショールズモデルしかり、リーマンショックの際のサブプライムの証券化しかりである。何かしら「これは新しい金融手法だ」などともてはやされていると、もはや危ないと心してかかる必要があるのだろう。などと客観的ばかりにもなれない。なぜなら僕は金融村の村民。まさに新しい手法を考えなければいけないのだ。どうするオレ!(笑)そして、アベノミクスは・・・
読了日:7月18日 著者:ジョン・ケネス ガルブレイス


帰ってきた「はやぶさ」-小惑星探査機 7年60億キロの旅帰ってきた「はやぶさ」-小惑星探査機 7年60億キロの旅感想
息子がこの本で読書感想文の宿題を書くという。「パパ、これ面白いかどうか読んでみて」というので、読んでみた。受験国語的な観点でいうと、”擬人法”である(笑)はやぶさが”人”になっている。はやぶさとはやぶさを支える人たちの一生懸命さが伝わってくる。おそらく、はやぶさを支える人たちから見れば、はやぶさはわが子同然だったのではないか、そう考えると擬人法も納得できる。はやぶさの部品を作ったのは、世界に誇る日本の町工場の人もいる。オールジャパンの力を結集して、小さいけれど大きな仕事をした”はやぶさ”に乾杯!!
読了日:7月19日 著者:今泉 耕介


大暴落1929 (日経BPクラシックス)大暴落1929 (日経BPクラシックス)感想
1954年初版とは思えません。リーマン・ショック直後にこのクラシック版が出版されています。歴史は本当に繰り返しますなあ。レバレッジ効果というものは本当に恐ろしい。現代のように世界がここまで繋がっていて、スワップやオプションや先物取引の金額が天文学的に大きくなってしまうと、一旦逆回転すると大変なことになる。分かっちゃいるのにやめられない。そして暴落が始まったとき、政府高官や中央銀行が言うのはこんなセリフ「経済のファンダメンタルズには大きな問題は無い」。必ず生きている間にバブルは来るだろう。もう騙されないぞ!
読了日:7月23日 著者:ジョン・K・ガルブレイス


青い鳥 (新潮文庫)青い鳥 (新潮文庫)感想
月一くらいで重松さんを読んで泣こうキャンペーン。帰りの電車で少し目を真っ赤にしながら読みました。主人公の村内先生は吃音で上手く喋れません。だから大切なことしか言いません。「いじめは人を嫌うからいじめになるんじゃない。人数がたくさんいるからいじめになるんじゃない。ひとを踏みにじって、苦しめようと思ったり、苦しめてることに気付かずに、苦しんでいる声を聞こうとしないのが、いじめなんだ」。村内先生は、ひとりぼっちのこども達のそばにいてあげることができる先生です。シンプルだけれども大切な言葉。寄り添える言葉。
読了日:7月23日 著者:重松 清


Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 (中公文庫)Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 (中公文庫)感想
久しぶりに本棚からレイモンド・カーヴァーを取りだしてみた。カーヴァー作品で僕が一番好きなのは「ささやかだけれど、役に立つこと」。このショート・バージョンで邦題は忘れたけど「The Bath」というのがありますが、余りにも唐突な終わり方で救いようがない作品があります。「ささやかだけれど、」ではとても暖かい素敵なエンディングになっています。もうひとつ好きなのは「大聖堂」。カーヴァー作品は普通の人しか出てきません。アメリカの片田舎の普通、それもブルーカラーの人々が主人公。とても心に染みます。飾り気のない美しさ。
読了日:7月26日 著者:レイモンド カーヴァー


世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア感想
「ポーターの競争戦略論とは競争を避けるための戦略、いわば守りの戦略のことである」むむむ、確かにそうだぞ。攻めの戦略論が必要だ。という掴みの話題から始まって、結構勉強になりました。知らないコンセプトもあったし、知ってるけど理解が乏しかったものもあって、頭の中がブラッシュアップできました。例えば、トランザクティブ・メモリー=組織の記憶力に重要なことは、組織全体が何を覚えているかではなく、組織の各メンバーが他のメンバーの「誰が何を知っているか」を知っておくこと。これも改めて言われると、なるほどなるほど。「あのビジネスのことならAさんに聞けばバッチリ」なんて事が分かっていると話は速かったりしますが、縦割りでチャイニーズ・ウォールみたいなものがある組織だと、無理だもんねー。”知の探索”と”知の深化”の違いも面白かった。このバランスを取ることが重要だけど、ガラパゴス化した日本のケータイは”知の深化”。Appleは”知の探索”。こう言う事かな、たぶん。”リアル・オプション”も実際にオプション価値の算定まではしていないまでも、僕も現場の投資の世界で考え方だけなら使っている。不確実性があるプロジェクトは、いきなり一気に投資するのではなく段階的にしようというものだ。まあ当たり前っちゃー、当たり前か。リアル・オプションとかいうから、小難しく聞こえるのか。 一番面白かったのは、「なぜ経営者は買収額を払い過ぎてしまうのか」の章。さて、その理由はと言うと、1)経営者の思いあがり、2)あせり、3)国家のプライドらしい。1)は成功体験があってワンマンCEOだとありがちだし、2)は株式市場から成長、成長と突っつかれているとついついあせって高値掴みする、3)はクロスボーダーで後進国が先進国企業を買収するときにプライドがくすぐられて払い過ぎる。経営って、とても心理的な部分多いよなあ。経営学、結構面白そう!
読了日:7月27日 著者:入山 章栄


必要になったら電話をかけて必要になったら電話をかけて感想
カーヴァー再読キャンペーン中。これは未発表短編集なので最後に取っておくべきだったか。クオリティーがどうのこうのと訳者の春樹さんは言うけれど、素人の僕にはいつものカーヴァー流。一番のお気に入りは表題作の「必要になったら電話をかけて」。離婚を考えている中年夫婦が最後に何かを取り戻せないかと二人で出かけた別荘地での出来事。今、もう一回読み直してみると、素人の僕でも、ここをもうちょっと何とかしてくれないかなあ、このセリフは唐突かとか、結末は何じゃこりゃ、と少し言いたくもなるが、全体に流れるトーンが心地よい。
読了日:7月30日 著者:レイモンド カーヴァー


プライベート・エクイティの投資実務-Jカーブを越えてプライベート・エクイティの投資実務-Jカーブを越えて感想
訳者とは10年以上のお付き合い。まずは、こんなに長くて分かりにくい原著をよく仕事の合間に翻訳したなと敬服。実は会社の費用で原著をずっと前に買ったのですが、結局1ページも開かずに飾っていた。ようやく翻訳が出たので読んでみると、かなりレベルが高く参考になった。定性的な評価しかできないと言われるPrivate Equityをもっと客観的に評価しよう(要は色々な数学=経済モデルを使って定量化する)という試みは勉強になった。さて、次は僕も翻訳に挑戦してみようかな、、いや自分の英語力に聞いてみよう。。。アホかと(笑)
読了日:7月31日 著者:Thomas Meyer,Pierre-Yves Mathonet

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この記事に対するコメント

読みました。

こんばんは。

現在、心に余裕のないらっし~です。(笑)

おやじさんの「未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられるの感想」を読んで、考えさせられます。


「人生は2回、生きられる」というフレーズは僕の心を鼓舞するに余りあるフレーズです。

今の面倒くさい仕事をやり終えたら、未来の働き方を真剣に(本当に真剣に)考えようと思います。


おやじさんの「世の中のあるべき論からきっぱりと降りる道もあるのだという選択肢は、ハッとさせれらた。」という言葉に僕もハッとした。というか、僕の場合はドキッとした。
僕は頭が固いのか?このような発想はできないし、思いつきもしない。「べき論」を捨てるっていうことは・・・・

どえらい複雑な心境で、それはなぜかというと、

まず、自分が偏った世界に生きてきたことは素直に認めるとして、過去の自分を否定することにならないかい?という自問自答が先立ちます。失敗を許容しない文化で育ってきた僕としては心のどこかで耐えがたいものがあります。
→今の僕の頭の中の声


僕の頭は古いのか?
僕が幕末期に生まれていたら、黒船がいても「徳川の世は続く」と信じているだろうな。


いま、僕はあるミッションを任されています。失敗はありえません。でも期限付きです。


この期限付きの「おしごと」が終ったら、自分を変える準備をしよう。

40過ぎて、自分を壊したい。自分を否定したい。という自己破壊の願望があります。それは、表現こそ違えど、おやじさんのいう「べき論」をやめるということかもしれません。(違うかな???)


組織に不満はない。(と思う。)いや、少しはあるかな?


組織の中で自分を壊すのか、組織から出るのか?そもそも自分は何がしたい?何ができる?今その力(能力)がないならどうやって身につける?

考えたらきりがない。


こんな邪念、煩悩を考えながら、今のことはしっかりやろう。今からは決して逃げない。

ということで、「働きかた本」をたくさん紹介してください。僕も書店をあさります。

最後に、息子さんに「がんばれ~」とそれだけを言いたい。子供の力は無限大!


以上、泥酔者の一人ごとでした。

らっし~ #- | URL | 2013/08/10 21:39 * edit *

らっしーさまへ

「働き方」はよく考えるテーマのひとつです。
僕は一度かなりの大企業から転職したことで、伝統的な”あるべき論”からは一度降りました。
そうはいっても、今の業界での”あるべき論”はあるわけで、これはどこに転職しようが、はたまた独立しようが、”あるべき論”からは逃げられないのではないかとおびえております。

あるべき論などともやっと書くからいけないのです。こう書けばいい。
安定した職を得て、社会的にも恥ずかしくないステータスを獲得し、いわゆる勝ち組に近いところの経済的な報酬を得て、豊かな生活をする。。。みたいなことでしょうか。

こう書いてみると、あるべき論というのはとても表層的です。
何のために働くのか?
やはり自分が実現させたいことのため、自分がワクワクするため、自分が成長するために働かないと、単なる時間の切り売りになってしまうような気がします。

だから、あるべき論がどーのこーのというのは横に置いておいて、WHY?に立ちもどれば、どういう仕事をすればいいのか必然的に答えが出るのかなと思います。

僕は今、二つのキャリアを考えています。教育系のNPOに関わるようになってのは二つ目のキャリアを何とかしたいなと思っているからです。本業のキャリアについても、もっと社会にインパクトを与えられるような仕事をしたいと思っています。

らっしーのいう”自己破壊”は、いわゆる”創造的破壊”とか“破壊的創造”のようなことだと思いますけど、一度、頭の中をがらがらぽんして、考えてみると自ずと答えは出るかも。

僕なんか、しょっちゅう悩んでますよ。
悩んで悩んで、考えて考えて、でも平凡な結論しか出てこない。
でも、それでもいいじゃないですか。
そして、そんな中でも目の前にあることには全力投球する。

僕の場合、目の前の仕事に充実感があるときほど、他に色々なことをやってみたくなります。
不平、不満から何かを生み出すよりも、充実感の中からの方がきっとイイものが生まれると思います。

長くなりましたが、いま、僕が考えているのはこんなこと。
明日になったら違うこと言ってるかもしれませんが。。

とりあえず、明日はラリーラリーラリーだぜ!

それから、我が息子へのエール、ありがとうございます。
息子は健気にがんばっております。

速読おやじ #- | URL | 2013/08/11 17:38 * edit *

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