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2013年8月に読んだ本(16冊) 

忙しくてブログ更新が遅くなりました。
8月の読書まとめです。

読書スピードは色々ありまして、8月後半からぐっと遅くなったのですが、前半はいいペースで結局16冊。
小説では久しぶりに読んだ吉本ばななの「TSUGUMI」は夏の思い出として読む本としては色褪せない物語でした。また重松清の「十字架」にはとても考えさせられました。いじめの傍観者が背負わざるを得なかった十字架について、既に親となってしまった僕にはとても重かったです。

ビジネス書ではないけど少し政治的なもので「アメリカが日本に昭和憲法を与えた真相」は昨今の憲法改正論議を聞く中で、とても勉強になりました。簡単に結論は出ないけれども、国益を考えて最高の決断をして欲しいですね、日本のトップに!

8,9月は今後の自分のキャリアの中で、大きく変化をもたらす出来事があったので、またそのことも別途書きたいと思います。では今日のところはこんな感じで。。と言いつつ、また1カ月放置するかもーーーー(笑)

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4004ページ
ナイス数:164ナイス

間抜けの構造 (新潮新書)間抜けの構造 (新潮新書)感想
ツービート結成の時に、きよしさんに「オレがお前に漫才を教えてやる」「お前は本当に間が悪いな」と言われたというエピソードは笑える。さて、この本、どこを読んでも面白いが、最後のページのこの箇所は圧巻だった。【「生と死」というよくわからない始まりと終わりがあって、人生というのはその”間”でしかない。人間というのは、一生”間”のことしかわからなくて、その”間”がどうやって生じるか、ということは絶対にわからないようになっている。だからこそ、その”間”を大事にしよう。】そう考えると、たけしさんの生き方も分かるな。
読了日:8月1日 著者:ビートたけし
頼むから静かにしてくれ〈1〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)頼むから静かにしてくれ〈1〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)感想
カーヴァー初期短編集。後半に世に出た作品と比べると、やや深みにかける部分もある。偉い人、ちゃんとしている人は殆ど登場人物に出てこなくて、幸せそうな人も出てこない、お金持ちも出てこないし、どちらかというと中流以下(=ロウアーミドル)の人ばかり。日常生活からちょっとだけずれた、ちょっとだけ不幸せな話(笑)を書かせると、カーヴァーはすごく上手く書く。読後の爽快感は無いけれど、今の年齢になったら分かる。こういう日常の中に、人生は詰まっているのだと。深い感動は与えてくれないけれども、知らず知らずに重しを残すのだ。
読了日:8月2日 著者:レイモンドカーヴァー
おじいさんの思い出おじいさんの思い出感想
僕の初カポーティ-は学生の頃に読んだこの作品。えっ、これがあのカポーティ-?!と思える程、とってもピュアな作品。おじいさんから受けた愛情は、少年の心に深く刻みつけられ、ずっとずっと忘れられない思い出として残ってゆく。愛情は形にはならないけれど、それが深ければ深い程、思い出としていつまでも取り出せる。僕もおばあちゃんからそんな愛情をもらった気がする。今でもあの夏の日を思い出したりする。僕もいつかおじいさんになって、孫の心に残る愛情を注ぐ日がくるのかな。
読了日:8月3日 著者:トルーマンカポーティ,山本容子
十字架 (100周年書き下ろし)十字架 (100周年書き下ろし)感想
いじめにあって自殺に追い込まれた中学の同級生とその両親、そしてその同級生の遺書に名前を書かれたふたり。ひとりは”親友”として、もうひとりは好きだった女の子として。また遺書には決して許さないとして名前を書かれたふたりの男子もいた。そしていじめていたのに名前を書かれなかった者も。遺書の謎は最後まで明かされないが、遺書に名前を書かれたことで、それぞれが背負ってしまった”十字架”からは簡単には逃れられない。いじめについては書きたいことがいくらでもあるが、重松さんは本当に上手く書く。僕の感想は不要だ。読んで欲しい。中学生の頃を思い出す。やはりイジメはあった。主人公もそうだったが、僕も見て見ぬふりをしたことがあった。いや、しょっちゅうだったかもしれない。ひょっとしたらこの本のような事が起きたかもしれない。そう思うと、心が重くなる。そして、僕は今、ふたりのこどもの父親だ。その観点から考えると、いじめた奴の事はどんなことがあっても許さないだろうと思う。でも、傍観者に対しては、どうなんだ。。。重松さんは傍観者も同じだと言う。 僕もまた誰かをどこかで見殺しにしてしまってはいないだろうか。いじめの事を考えるために頭がぐるぐる回る。誰だって当事者になれる、簡単に。加害者、被害者、それぞれの親、そして傍観者。立場が変わると、その立場での背負う十字架は変わる。どの十字架が重いかなんて、誰にも分からない。。
読了日:8月4日 著者:重松清
TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)感想
夏休みに読むには季節感たっぷりの小説。たぶん学生時代に単行本で読んで以来。娘の本棚にあったので勝手に借りて読んでみた。若い女性が主人公の話なので、共感できるかなって不安だったけど思い過ごしだった。夏の風景と匂いがページを繰るごとに、心に浸みこんでくる。懐かしい思い出が蘇ってくるようだ。主人公の”つぐみ”のキャラクターが秀逸!久しぶりの吉本ばなな、最高でした。娘よ、サンキュー。で、娘この本どうだった?って聞いたら、「数ページ読んで、いまいちだったので止めた」だと。お前に感受性はあるのか?!
読了日:8月6日 著者:吉本ばなな
オルタナティブ投資のリスク管理オルタナティブ投資のリスク管理感想
久しぶりにヘッジ・ファンドの本でも読んでみようと思い、会社の図書コーナーから借りた本。昔少し齧っていた頃に覚えた小難しいカタカナが、、、デルタ、ガンマ、コンベクシティ。デルタ・ニュートラルにするから、これは結局ガンマ・ロングのポジションなのだ、、、とか書かれてもうちんぷんかんぷんになってしまった(笑)。ヘッジ・ファンドは絶対に数学力が必要だ。こどもたちに、「数学なんて大人になったらいらんよね?」と聞かれて、「そうやなあ」と答えていたが、お父さんには必要だ。
読了日:8月7日 著者:ラース・イエーガー,みずほ信託銀行運用ソリューション室
頼むから静かにしてくれ〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)頼むから静かにしてくれ〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)感想
”どこにでもいるごく当たり前の、良心的に生きようと努力している筈の人間が、何かの原因によって、人生の落とし穴に落ち込んでいる風景”がカーヴァー的世界だと訳者は言う。カーヴァーの作品には、アルコール中毒、破産、妻の不貞といったような事がたびたび作品に出てくる。自分には全く関係ないと思いながら、自分にも降りかからない可能性が絶対に無いと言い切れるのか?と思わせるようなリアリズムが襲ってくる。それでも、ささやかだけれども、「温もり」がある。そのバランスがとても微妙で、読者を惹きつけるのだ。
読了日:8月8日 著者:レイモンドカーヴァー
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 09月号 [雑誌]Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 09月号 [雑誌]感想
今回の特集は「集合知」=外部の知恵。外部とのネットワークが活発になってきた時代だからこそ、組織内だけでは解決できない課題のために集合知を活用しませんかというもの。Appleはそういうことやってるけど、どうも日本企業は内製か購入、あってもアウトソーシング止まり。しかしクラウドを使えば、もっといいソリューションが生まれるかもしれない。巻頭記事では具体的な方法の一つとしてコンテスト(自社の課題をオープンにして幅広く外部から知恵を募集し、優秀なアイデアには報酬を与える)を挙げていた。さて、例によって面白いので続き 最後の交渉術に関する論文もgood。ハーバード流交渉術では感情を排せよと言いますが、そんな事を言っても交渉相手もこっちも機械じゃないし、スポック博士のようにはいかない。本論文では”感情は合意に達するためのカギ”で、EQを高めないといかんとしている。要は人間力ということ。そして交渉前に次の6段階の準備をしよう:1.どのような気持ちで交渉に入りたいか 2.それはなぜか 3.自分の感情を理想的な状態にするため、何ができるか4.交渉中にバランスを乱す要因は何か 5.交渉の最中にバランスを取り戻すために何ができるか 6.終わった時にどのような気持ちになりたいか――もはや交渉は心理学、神経科学だ。さてHEADのオーナーが変わった時、当時のNo.1プレーヤーであるアーサー・アッシュに売上の5%を払うという契約を反故に従っていて、役員会議で新オーナーの一言「ちくしょう。アッシュは俺の10倍の稼ぎじゃねーか」。これに対し素晴らしい担当者の返し「でも会長、アッシュはあなたよりずっとサーブが上手ですよ」上手い!!
読了日:8月9日 著者:
TEDトーク 世界最高のプレゼン術TEDトーク 世界最高のプレゼン術感想
TED、クマのぬいぐるみじゃないです(笑)Entertainment, Technology, Designの頭文字で世の中に広める価値のあることを伝えようという使命の元に、素晴らしいプレゼンテーションを行う場のことです。この本はTEDでの実例を元に、どうしたら最高のプレゼンができるかを語った本。本当は原書で読んだ方がいいのでしょうが、そこはほら、効率化(^o^)。伝えたいメッセージが決まったら、そのメッセージに深みを持たせる個人的な経験を話すといいようです。その経験は聴き手の感情を揺さぶるものがいい。
読了日:8月11日 著者:ジェレミー・ドノバン
塩狩峠 (新潮文庫)塩狩峠 (新潮文庫)感想
読むきっかけは息子の塾の問題に出題されたこと。続きが読みたいというので買ってあげたはいいが、手をつけないので例によって僕がまず読んでしまった。三浦綾子さんの作品は20代の頃に読んだ「氷点」以来。実在の人物をモデルにしたらしいが、このように他人を助けるために自分の命さえも捧げる人がいたのかという事実に驚愕した。真のキリスト教の信仰を実践した人だ。僕は別に信者ではないが、キリスト教の教えには、特段疑問の余地を挟まない。これをそのまま実践できれば、崇高な人格が出来上がるのだろうなと思う。天晴な主人公でした。
読了日:8月13日 著者:三浦綾子
風立ちぬ風立ちぬ感想
ひょっとすると初読かもしれない。読んでいたとしても高校か大学の頃。余りの文章の美しさにうっとりしてしまいました。四季のそれぞれの情景を表現力たっぷりに描写してゆく、これこそが日本語の美しさであり、日本の美しさではないかと。ストーリーそのものは、極めてシンプルかもしれませんが、当時の不治の病に冒されてしまった妻にサナトリウムで最期まで付き添った夫の心情を事細かに描き、情景描写とのバランスもまた見事な小説でした。じゃあ、滅法面白いのか?と問われると答えに詰まるのですが、言葉の美しさは堪能できます。
読了日:8月14日 著者:堀辰雄
アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相感想
改憲論議が盛んな今日この頃ですが、今の日本国憲法ってそもそも誰がどのような目的で作られたのかを復習してみようと思って買った本です。占領軍によって、日本が今後アメリカに歯向かわぬように作ったのが日本国憲法であるという事実と、世界に類を見ない極めて崇高な理想を持った平和憲法であるという事実。ガルブレイスは、「平和憲法お陰で日本は経済的に成功し、世界で平和を志向する国として尊敬されている。誰が作ったかは関係ない。いい憲法はいい憲法なのだ。」と言う。確かにそうかもしれない。でも、本当にそれでよしとしていいのか?大きく地政学的リスクも変化した。正直、日本の外交はこれまで何も考えてこなかった。沖縄に多くの米軍基地があり、ほぼ治外法権が認められているということは、極端な話、まだ占領状態が続いているということではないか。だから、日本は独自で軍隊を持つべきだ、そして独自の外交をすべきだ、ともはっきりとは云えない。さて、著者の結論は? 「憲法を改正し、甘やかされた国会を中心とする国内政治体制を正し、中国の脅威の増大と、アメリカの力の後退に対応するために適切な軍事力を持つことを考えなくてはならない時代ではないのか」と。戦後、日本人はアメリカによって洗脳された。でも、それが結果的に繁栄をもたらした。何と皮肉なことか。
読了日:8月15日 著者:日高義樹
チャレンジする年金運用―企業年金の未来に向けてチャレンジする年金運用―企業年金の未来に向けて感想
結構難しかった。年金の問題って国民ひとりひとりに大きく関わってくることなのに、制度がかなり複雑で実は僕も今一つ分かっていない。僕が少し分かるのは運用くらい。予定利率を稼がなくてはいけないのに、こんな低金利が続くとリスクを取る必要があるか、もしくは予定利率を下げたりしなくちゃいけない。個々の企業の体力にも関わってくるし、年金運用の将来の姿ってどうなるんだろう?高齢化が進むと年金支払いの方が年金掛け金より多くなるし、低金利は続きそうだし、株は儲からないし。リスクを抑えていいリターンを求める必要あり。難問だ。
読了日:8月17日 著者:
ラン (角川文庫)ラン (角川文庫)感想
娘の大好きな本に森絵都の「カラフル」がある。小6の時か中学生になってから読んで、今や毎年の読書感想文は「カラフル」一本勝負だ。僕も大好きで、この本もまたカラフル的な死後の世界ありのユーモアと愛に溢れたストーリーだ。でも娘はこの本は「うーん何か入り込めなかった」と言って、またもやこの夏も「カラフル」の読書感想文だそうだ。”走る”ことがテーマになっている物語は、何の疑問もなく僕は好きだ。前へ前へ進む、そして必ずゴールがある、これだけでもう十分。僕も前へ進んで、ゴールを目指そう!その前にゴール作ろう(笑)
読了日:8月17日 著者:森絵都
愛について語るときに我々の語ること (村上春樹翻訳ライブラリー)愛について語るときに我々の語ること (村上春樹翻訳ライブラリー)感想
タイトルを見て、「どんな素敵なストーリーなんだろう?」って想像すると初読の人は肩透かしどころから、とてもがっかりしてしまうかもしれない。でも、それがカーヴァー文学。愛といっても色々な形がある。そして形あるものはそれが物理的存在でなかったとしても、一旦形になってしまうと壊れてしまう。そして、それは二度と元には戻らない不可逆的なものなのだ。なーんて小難しいことを適当に書くのは疲れる(笑)ので、シンプルにこの短編集を分類すると、貧乏・アル中・浮気小説である(泣)。無駄のない文章は素晴らしいです。
読了日:8月19日 著者:レイモンドカーヴァー
泣けない魚たち (講談社文庫)泣けない魚たち (講談社文庫)感想
中学受験(主に男子校)によく出題される有名な作品です。受験生をお持ちの、いやかつてお持ちだった保護者の方は読んでらっしゃるかもしれません。うん、こんな夏休みあったらいいなあ、と映像を浮かべながら思ってしまいました。僕は家が海のそばだったので、小学校の頃海釣りをして遊んだことがある(今、自分の子供が行くって言ったら「危ないからやめなさい!」っていいそう(笑))し、沼でザリガニ釣りとかもしたことがある。僕の子供たちにはそんな経験はしていない。。じゃあ、本でも読んでってことか。。自らの意思で体験して欲しいな。
読了日:8月20日 著者:阿部夏丸

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読みました!

読みました。
十字架→イジメ問題はエグいけど、少なからず、誰でも十字架は担いでいると思います。イジメは子供社会の我と我のぶつかりあいと思います。社会で生きていくということをうまく理解させられる先生に期待したいな。
日高義樹さん→前にも書いたけど、この人の講演を前に聞いたけど、過激ですが痛快です。
憲法問題→ホントにどうすんでしょ?と敢えて無視してみる←(笑)


来月からは遥か彼方からコメントします←汗

らっし~ #- | URL | 2013/09/29 20:48 * edit *

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