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2013年6月に読んだ本(22冊) 

22冊も読んでしまいました。そして、そのうち9冊は村上春樹作品です。まるで大学生の時に戻ったかのように、貪るように寸暇を惜しんで読書している・・・という感じでもなく、何もすることがなければ活字を読むという僕のような活字中毒の人種にとってはごく当たり前のことをしているといった方がいいかな。

さて、今回は教育関係の本を2冊、大推薦致します。読んだきっかけは僕がお手伝いしている教育系NPO代表の友人から勧められた「世界はひとつの教室」。元ヘッジファンドのファンドマネージャーだったカーン氏が立ち上げた無料でのオンライン授業のシステム。これがあれば一斉に黒板に向かって授業を聞くというスタイルは不要となり、学校の先生はもっと違うことに時間がかけられるし、一斉授業だと理解できなくともオンラインのビデオなら何度でも分かるまで繰り返し見ることができる。そして、授業ではそれぞれ生徒のレベルにあった演習をすればいいのだ。これはかなり画期的なことだと思う。うちの子供たちにも、僕がYoutubeで喋って書いて授業をするビデオをアップロードすれば、いちいち同じ事を何度でも言わずにすむ。うーん、いいかも。

そして、もう一冊は「グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」」。著者はTeach for JapanというNPO代表の松田さん。松田さんのエネルギッシュな想いがたくさん詰まった本です。Teach for Japanには毎月ちょっとですが寄付を続けています。

村上春樹作品はとりあえず今月でほぼ打ち止めで、来月からは村上春樹翻訳シリーズに突入します。まずはフィッツジェラルドから。さあ暑い夏がやってきた。汗ダラダラになりながら、また本を読みまくりまする。

2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:6311ページ
ナイス数:205ナイス

レキシントンの幽霊レキシントンの幽霊感想
全集等で既に感想を書いたものを除くと、一番印象に残ったのは「七番目の男」。語り手が最初から最後まで話をするという形式なので、文章はですます調。いつもの村上春樹の文章ではないので、とても新鮮に感じる。主要登場人物にKという名前を与えているが、Kなどと云うと、ついつい夏目漱石の「こころ」を思い出してしまつていけなひ(ほら、そんな感じになつてしまつた(笑))。冗談はさておき、同じようなですます調の「沈黙」と同様に、どこかで聞いたような凡庸なストーリーなのに、なぜか強く惹かれてしまう。なぜだろう?
読了日:6月30日 著者:村上 春樹


夜のくもざる―村上朝日堂超短篇小説夜のくもざる―村上朝日堂超短篇小説感想
とっても肩の力が抜けた、アンポンタンな(失礼)小説みたいな小話がわんさかわんさか。こういうものを読むと、ひょっとしたら自分でも書けてしまうのではないかという大胆な妄想をしてしまうが、いやいや、やはり着想とストーリーテリングと細かい描写は村上春樹の一部分。今回、18年振りに読み返してみたのですが、人生にはまったく役に立たずに頭を空っぽにして(失礼)楽しめました。安西水丸さんのイラストもふにゃっと力が抜けて楽しいです。
読了日:6月29日 著者:村上 春樹


TVピープル (文春文庫)TVピープル (文春文庫)感想
表題作の「TVピープル」の気味悪さがたまらない。僕たちはTVの向こう側の世界に支配されているのかもしれない。そして、まともな神経を持っている人間以外は知らず知らずのうちにTVピープルに洗脳されてしまうのだ。TVピープルは飛行機を作っていると言っていたが、それは飛行機には見えない。色をつければ飛行機に見えると言った。色々な人間を飛行機に詰め込んで、色をつけるのだ。そして、世界はTVピープルに支配されてしまうのだ。というような妄想が止まらないストーリーだ。「ゾンビ」のような話も実は大好きです。
読了日:6月29日 著者:村上 春樹


村上春樹全作品 1979~1989〈8〉 短篇集〈3〉村上春樹全作品 1979~1989〈8〉 短篇集〈3〉感想
性懲りも無く再読を続ける村上春樹。最後に収められている「人喰い猫」は長編「スプートニクの恋人」の元になっている作品。短編の方がぎゅっと凝縮されていて、情景や心情がストレートに響いたような気がした。「トニー滝谷」も面白かった。やたらと病的に洋服買いまくる妻、残された大量の洋服、その洋服を見て涙を流す女、父が残したレコード、さて。。。持ち主がいなくなったらモノに意味はなくなってしまうのか?いや、そうではなく、元々持ち主が空っぽだったから、埋め合わせようとしてモノを集めたのか?結局、空虚に覆われた空虚なのかも。
読了日:6月28日 著者:村上 春樹


スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫感想
時々立ち止まって読むべき本として、本棚のよく見えるところに置いている僕のバイブル的な本の一冊。勤勉、努力、忍耐、正直であれといった事が繰り返し繰り返し、具体的な人物例を挙げて丁寧に書かれている。もう、そこまでやるのか、といった事例も多いが、僕が中でも一番気に入っている言葉で、かつ常に大事にしているもの、それは「誠実」。誠実さを貫いてゆけば、人間力を高めることはできるのではないかと信じている。それと、やはり地道な努力ですな。人生に無駄な時間はないと、とにかく努力、努力。うーん、できるかな。
読了日:6月28日 著者:サミュエル スマイルズ


グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」感想
今年の100冊目はとても熱い本でした。Teach for Japanの代表松田氏の著書。僕がTFJを知ったのが一年前で、今もささやかな寄付を続けています。その後も講演会行ったり、スタッフや理事の方とも個人的に話をさせて頂く機会がありました。この活動は素晴らしい!必ず社会にインパクトを与えらえる!と興奮した思いがあります。僕も今、同じような理念を持つNPOのお手伝いをしています。本気で夢に向かって努力すれば、目標を達成できる「夢力」がつく。よし、僕も夢力を持とう!そして子供達にも夢力持たせよう!
読了日:6月24日 著者:松田 悠介


一橋ビジネスレビュー 2013年SUM.61巻1号: 特集 市場と組織をデザインする ビジネス・エコノミクスの新潮流一橋ビジネスレビュー 2013年SUM.61巻1号: 特集 市場と組織をデザインする ビジネス・エコノミクスの新潮流感想
今回の特集はどの論文も読み応えあって、知的好奇心をくすぐられるものばかり。新しい分野の経済学を、できるだけ数式を排して(これは素人にはありがたい(笑))解説されていた。「合コンのマッチング」も、マッチング・メカニズムで合理的に解説可能だし、思わず昔のねるとんを思い出して、これなら無駄にごめんなさいで終わらずにもっとカップルできただろうなあと(古くてすいません)。最初から男女がそれぞれの順位付をして、数回のラウンドを経て、マッチングに至るというものだ。他にも抱き合わせ販売、人事など。面白いので続き書きます。ケーブルTVのチャンネル抱き合わせ販売も、面白かった。サッカーと韓流を抱き合わせにして割引をするが、結果的に儲かるときもある。でも、それには条件があるようで、二つのチャンネルの利用価値に大きな差がないということ。抱き合わせに含まれるチャンネルが多くなるほど一般的には効果大きいんだとさ。人事における相対評価のメリット・デメリットも面白かった。相対評価は変なノイズが入らないという意味では公平だ。昇進と昇給はアホな評価者に委ねられるときもあるが、そのアホな評価者のインセンティブを上手く設計すれば、効率的で正当な評価ができるかもしれない。組織における異質性と同質性がもたらす意思決定プロセスのメリット・デメリットも興味深かった。私の仕事でもグループで一つの投資案件の検討をする際に、メンバーの好みによってはネガティブ情報を深掘りしたり、逆にポジティブ情報を調査したりと、結果的に深く精度の高い情報が得られ、よりよい意思決定ができるケースがある。しかしながら、もうこれ以上調査しても、しょうがないじゃんというケースにおいても、異質性が強すぎると意思決定ができないという事もある。うーん、深い。ビジネスケースでは巣鴨信金の例は元銀行員としては非常に分かりやすく、ためになった。「金融ホスピタリティ」を掲げて、沈みゆく信金業界の中では、ダントツに預金や会員を増やしている。言葉、企業文化のこだわりはハンパなく、トップから末端に至るまで、金融ホスピタリティが浸透しているのだ。驚いたのは定期預金の集金訪問を廃止したこと。要はお客様に何か提案がない限りは訪問ができないのだ。お客様に喜んで頂き、なおかつ収益を求めるには工夫をしなくちゃいけないのだ。またテラーのマイスター制度にも感心しました。
読了日:6月23日 著者:


ほんとうのハチ公物語―も・い・ち・ど・あ・い・た・い! (ドキュメンタル童話・犬シリーズ)ほんとうのハチ公物語―も・い・ち・ど・あ・い・た・い! (ドキュメンタル童話・犬シリーズ)感想
小六の息子のお気に入り。何度も読んでるけど、何度でも泣けるらしい。純粋で優しい心を持っているんだなあと、それだけで僕は目を細めてしまう馬鹿親です、はい(^o^) ハチ公の話は何回も色んなところで読んだりしたけど、真実はとてもシンプルな話なんだと思う。そそいだ愛情は消えない。そして、その愛情は誰かに受け継がれてゆくものだと。その愛情の連鎖が人びとを幸せにする。ハチはそのシンボルであって欲しいなと思います。今度、渋谷に行った時、感情を込めて観てみよう。はい、私もウルウルきました、もちろん。
読了日:6月23日 著者:綾野 まさる,日高 康志


村上春樹全作品 1979~1989〈5〉 短篇集〈2〉村上春樹全作品 1979~1989〈5〉 短篇集〈2〉感想
「カンガルー日和」と「回転木馬のデッドヒート」という二つの短編集の作品。これらの作品は、初期頃だからこそ書かれたんだろうなというものも多く、荒削りだったり、相当肩の力が抜けていたりと、ある意味読者も構えずに読むことができる。学生の頃に読んで印象に残っているのは、「図書館奇譚」。影響されて、大昔に図書館を舞台にしたショートショートを書いたことがある。はい、若気の至りです(笑)とんがり焼きや、あしかの話も好きです。また小説の本質的なところじゃないけど、「野球場」に出てくる蟹の話は今でもなぜか映像的に覚えている
読了日:6月22日 著者:村上 春樹


ふくしま式 難関校に合格する子の「国語読解力」ふくしま式 難関校に合格する子の「国語読解力」感想
難関校は受験しないが、一応中学受験をする六年生の息子への指導のために再読。福嶋先生の本は何冊か読んだので、国語の勉強の仕方は分かっているつもり。なのに、塾のテストの問題を解いてみると間違うお父さん…>_<… やはり、まだまだ国語の公式が頭に叩き込まれてなかったようだ。具体か抽象というのは、息子に口を酸っぱくして問いかけているが、ここからさらに共通点、対比の関係、理由まで踏み込んでいけるかどうか。つまり、論理的思考力。これは大人になってからも十分に役に立つ。せっかくなので、今身につけさせてあげたいな。
読了日:6月19日 著者:福嶋 隆史


決定版 ハーバード流“NO”と言わせない交渉術 (知的生きかた文庫)決定版 ハーバード流“NO”と言わせない交渉術 (知的生きかた文庫)感想
会社で「交渉とは?」みたいなプレゼンをせねばならず、何冊か交渉術の本を読んだが、具体例がふんだんに纏められていて分かりやすかった。時折、日本の柔道を例に持ち出して、攻めるばかりではダメだみたいなことが書いてあったりした。交渉とは?と問われたときの僕の答えは、「合意形成を目的とした双方向のコミュニケーション」かなと思う。もちろん交渉術なるものはあるし、この本でもいくつか紹介されていたが、個人的には小手先のテクニックは余り好きになれない。交渉はゼロサムゲームではなく、WinWinだと考えると誠実が一番だ!
読了日:6月17日 著者:ウィリアム ユーリー


村上春樹全作品 1979~1989〈3〉 短篇集〈1〉村上春樹全作品 1979~1989〈3〉 短篇集〈1〉感想
初期の短編で一番好きなのは、「午後の最後の芝生」。ぎゅっぎゅっと凝縮された中にも深みと拡がりがあるストーリー。これを長編にして欲しいなあと思うけど、その気はないようだ。その次のお気に入りは「中国行きのスロウボート」。タイトルが秀逸だ。「納屋を焼く」の納屋とは何の象徴だったのか、すぐ近くにあるのに見えないもの、、、もう20年以上悩んでいるけど、納屋の正体が分からん(笑)「蛍」は本当に久しぶりに読んだけど、完成度高くて、すごくイイ!!初期の短編はわけのわからないものもあるけど、個人的にはそれ含めて好きです。
読了日:6月14日 著者:村上 春樹


人を傷つける話し方、人に喜ばれる話し方 (WAC BUNKO)人を傷つける話し方、人に喜ばれる話し方 (WAC BUNKO)感想
高校生の娘の本棚に置いてあったので借りて読んだ。毎日のように両親を怒らせるような話し方をする娘がなぜにこんな本を読んでいるのか(笑)そして、この本をも読んだのなら、僕をもっと喜ばせるような話し方をして欲しいよーー。さて、本の内容はこの手のものにありがちですが、さらりと読めて、読んだ直後はなるほどなるほどと頷いていても、翌日になるとすっからかんというパターン。当たり前のことが書いてあるせいだけど、この当たり前のことを実践するのが難しいんだよね。
読了日:6月12日 著者:渋谷 昌三


世界はひとつの教室 「学び×テクノロジー」が起こすイノベーション世界はひとつの教室 「学び×テクノロジー」が起こすイノベーション感想
最初は自分の従姉妹に数学を教えたことから始まり、Youtubeに授業の動画をupし、あれよあれよとユーザーが増え続け、本業のヘッジファンドマネージャーを辞めてカーンアカデミーというNPOを設立した著者。自宅でビデオやアプリで学習し、学校ではそれぞれが分からなかったことを聞くという「反転授業」というシステム。とにかくこのコンテンツは凄い!そして全部無料!!ビルゲイツのお子さんも使ってるらしいです。英語オンリーですが、とっても分かりやすい!”世界中のすべての子供たちに質の高い教育を無料で”に激しく共感。良書!
読了日:6月11日 著者:サルマン・カーン


Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 07月号 [雑誌]Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 07月号 [雑誌]感想
広告は、もはやコントロールできないという記事は面白かった。LINEのコアラのマーチのスタンプは知らぬ間に拡がっていったが、途中でネガティブな評判などたったら一巻の終わりだ。SNS等の拡散でも広告主の都合では伝わらない可能性がある。アンコントロールなものをどうやってコントロールするかが広告の課題なのか。もう一つ、広告はもはや科学であるということ。色々な媒体があって購入至る商品があるとして、どの広告がどの程度のインパクトがあったのかを小難しい数学で寄与度を計算し、そして広告費を割り当てる。難しい世の中だ。
読了日:6月10日 著者:中西俊之


プライベート・エクイティ価値創造の投資手法プライベート・エクイティ価値創造の投資手法感想
僕が今の仕事をするきっかけを作ってくれた書物の一冊。プライベートエクイティという言葉すら、まだ日本で馴染みがなかった頃、会社で教えてくれる人はいるわけでもなし。とにかく自分で調べる他はなかったときに、出会った本。今回、プライベートエクイティとは?みたいなタイトルで講義をすることになったため、14年ぶりに再読。こういう基礎的な本を読むと、自分の頭が整理される。ということで、この本をパクって話すことにしようかな(笑)
読了日:6月10日 著者:マイケル・J. コーバー


1Q84 BOOK 31Q84 BOOK 3感想
充実した読後感。青豆と天吾が元の1984年に戻れたのか?本家1984ではビッグ・ブラザーから逃れられなかったが、ここではリトル・ピープルから逃れることは出来たのか?大体、リトル・ピープルって何なんだよという答えはないけど、多分それは目に見えないけど私たちを個々で縛り付けている何か。私たちの頭の中にも心中にも知らぬ間にリトル・ピープルみたいな何かが存在し、見えないところで私たちを監視し、行動を制御しているのではないか。上手く説明できないけど、それを乗り越えるには「真実の愛」だけだ!と何となく思う。
読了日:6月9日 著者:村上 春樹


改訂 フランチャイズ本部成功50の教え 本当は教えたくない改訂 フランチャイズ本部成功50の教え 本当は教えたくない感想
仕事でフランチャイズ展開を進めているあるサービス業に関わることになり、そもそもフランチャイズ・ビジネスって何だ?という基礎から勉強するために”経費(笑)”で購入。結構、実務的な解説もあったけど、やみくもに加盟店増やせばいいってもんでもなさそうだ。理念とパッケージとシステム、特に理念は共有しなきゃいけないし、パッケージも看板やメニュー一つから統一化しないといけないし、システムがきちんとあって素人でもできるような体制にしとかないといけないし。。。さて、私が加盟店になるとしたら、”学習塾”をやってみたい!
読了日:6月7日 著者:民谷 昌弘


凡人でも上場できる! 起業の黄金ルール凡人でも上場できる! 起業の黄金ルール感想
私の友人にも何人か起業家がいます。また仕事柄、起業家の方に会うことも多いです。大成功している人も、プチ成功の人も、やや成功の人も。でも、大失敗して路頭に迷っている人はさほどいないような気がします(もっとも、そんな人は表に出てこないだけか・・・)。と、起業のハードルをぐっと下げたところで、私が起業するとしたら何が必要でどんな準備をすればいいのかと考えていましたが、「起業したくなったときが起業のタイミング」「好きなことで起業しよう」と気軽な言葉が。流行りで言うと、”じゃあ、いつ起業するのか?””今でしょう!”
読了日:6月5日 著者:浜口 直太


負けない交渉術―アメリカで百戦錬磨の日本人弁護士が教える負けない交渉術―アメリカで百戦錬磨の日本人弁護士が教える感想
これは使えるかもしれない!と思ったけど、これを相手が読んでいたらどうするのか。交渉テクニックは持ち駒としつつも、やはり相手方のニーズをくみ取り、ウィン・ウィンの関係構築が一番なんだよね。紹介されたテクニックとしては、最初のオファーは相手にさせる、ノーと言わずに「イエス・イフ」と言う、ボトムラインと言われても「もっと下がある」と思え、争点はパッケージで交渉する、事前に決めた落とし所から絶対にぶれない、譲歩するときは譲歩の幅を徐々に小さく、相手に具体的な選択肢を示す、交渉期限を示すと不利になるので要注意など。
読了日:6月3日 著者:大橋 弘昌


1Q84 BOOK 21Q84 BOOK 2感想
BOOK1の謎が少しづつ解きほぐされてゆく中で、天俉と青豆もシンクロし始めてくる。1984と1Q84は一方通行で入口はあるけど出口が無かった。。。これで物語完結でもいいのかも、と思ってしまった。海辺のカフカで出てきた入り口の石は閉じられる必要があったが、ここではその入口は逆に閉じられてじまい、自ら出口を探し出さないといけないようだ。出口は結局ないのだ、過去はもう元には戻せないのだ、ジ・エンドとしないところで、BOOK3にどんな展開が待ってるのか。僕の1Q84があるとしたら、などとちょっぴり考えてみる。
読了日:6月2日 著者:村上 春樹


1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1感想
ジョージ・オーウェルの「1984」へのオマージュと、オウム真理教がベースになった作品か。1984年という中途半端な近過去ではパソコンもインターネットも出てこない。現在とさほど変わらないような気がするけど、いまこの世界に行けと言われたら明らかに戸惑うだろう。でも1984と1Q84はちょっとずつズレているだけ。そのズレがどんな形で収束してゆくのか。再読だけれども、全く覚えていないので、次の展開がとっても楽しみ!!
読了日:6月1日 著者:村上 春樹

読書メーター

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ひやりとする夢を見た 

よく夢を見るほうなのだが、たいていはしばらくすると内容をほとんど忘れてしまう。
「どう考えても、これって夢だよな」と既に夢の中で冷静になっていることが多いのだ。
でも、この夢はけっこうリアル感があって、内容もしばらくの間くっきりと覚えていた。忘れないうちにと思って、モレスキンノートにメモを書いたら、さらに後から付け足のように情景が加えられてゆくような変な感じだった。何て事のない夢なんですが、僕の見た夢というのはこんな感じ・・・・

場所は会社ではない、どこかホールのようなところのようだ。
会社のパーティーの様な会で社長交代のアナウンスがあった。それも社長がはっきりとそう言った訳じゃないのに、皆がなぜかそう理解をしている。そして、いつしか新社長を囲んでお祝いするような雰囲気になっている。

僕はそのアナウンスに驚きもせず、またその雰囲気に喜びもせず哀しみもせず、淡々と誰と話すこともなくその場をやり過ごしている。

そして場面はなぜか岩山のあるキャンプ場みたいなところに、いつの間にか変わっている。皆、ビールやワインを飲みながらまるでピクニック気分のような感じで盛り上がっている。僕はさきほどと同様に誰と話すこともなく、その場に佇んでいる。そのうちその喧騒な雰囲気に嫌気がさして、ひとりで帰ることにする。

そこで自分の持ち物の鞄、財布、携帯電話などすべてが失くなっていることに気付く。周囲を探してみても、見つからない。かなり歩き回っても、どこを探しても見つからない。歩き回っているうちに疲れてしまい、ふと気がつくと道端で眠ってしまったようだ。

目が覚めたとき、相変わらず場面は岩山のあるキャンプ場みたいなところだった。でも、会社の皆は誰もいない。そこに以前職場が同じだった元同僚が数名通りがかった。そして声をかけられた。

「あれっ、〇〇さん、こんなところで何しているんですか?」
「えっ、そっちこそ。。。うーん、一体どうしたっていうんだろう」
そこで、突然、ある一定の時間が過ぎ去ってしまっているのではないかという考えが浮かぶ。というか、日にちが経過していることを自然と理解できたのだ。

「ところで、今日って何日だっけ?」
答えを聞いて驚く。なんと、三日も過ぎ去っている。少しの間、眠っただけのつもりだったのに。。。
そうだ、家に電話しなきゃ。でも携帯電話は手許にない。
知り合いに電話をかりて、ボタンを押す。番号も押してないのに、自宅にかかったようだ。

「もしもし」
そして、妻が電話にでる
「お久しぶり。連絡待ってたよ、〇〇さん」
三日も帰っていないというのに、全く心配している様子はないし、むしろ声は明るく弾んでいるようだ。しかも、なぜ僕が妻に名字で呼ばれなくてはいけないのだ。
「今から帰るよ」
それだけ言うと、僕は電話を切った。

電話を切った後で、僕は愕然とする。
”家へ帰る途が分からない”のだ。
”ここは一体どこなんだ?”
”僕は一体、何者なんだ?”

僕は色々なモノを失ってしまったことに、気付く。


みたいなところで、目が覚めました。
かなりひやりとする内容で、その日しばらくの間ボーッとしていましたが、夢というのは何かの象徴なのか。。。
それとも村上春樹の小説を読み過ぎたせいで、なんだかその世界に入り込んでしまったのか。
夢の中で井戸とか羊男とか出てきていたら、そうだったかもしれないけど。。。。

何年かに一回、このように文章に起こせるような夢を見ることがある。
何か意味あるのかな????

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カフカ 化身 ゴキブリ 初老のサラリーマン 

昨晩、残業帰りの疲れた電車の中。心落ち付けて読書を楽しんでいたら、、
初老のサラリーマン二人が、ゴキブリをふんづけた話で盛り上がっている。なぜ、金曜日の気持ちのいい会社帰りの夜にそんな話をするのだ!!

初老A「昨日、靴でぐしゃっと踏んだらさー、ゴキブリだったんだよ」
初老B「うわー、それは気持ちわるいな、すぐに死んだのか?」
初老A「いや、なかなかしぶとくて、何回もぐしゃっ、ぐしゃっ!とふんづけたよ」
初老B「ゴキブリはねー、古代からあの形のままで恐竜がいたころから生き延びているから生命力あるよな」
初老A「へー、そうなんだ(初老Aは教養がないのか先輩Bに気を遣っているようだ)」

~そこから、しばらく初老Bの”ゴキブリ論”が展開される。既に私は読書どころではなく、脳裏にゴキブリが飛びまわる状況。はやく、ゴキブリの話をやめてくれ、頼む!~

初老B「あれだ、カフカと同じだな、カフカだ、あれ何て言ったっけ?」
初老A「カフカ?(初老Aは教養がないのか先輩Bに気を遣っているようだ)」
初老B「カフカのえーと、”化身”だ、”化身”。あれもゴキブリになるんだよ」

私「(心の中で)えーーーーーーーっ!”変身”ですよ。しかもグレゴールは”ゴキブリ”にならないですよ。よく分からないけど、どっちかというと巨大な毛虫なんですが」

~そこから、初老Bが自分で創作したカフカの「化身」に出てくるゴキブリの話を展開する。私はもう吹き出しそうだ。

さて、この話の教訓は何なのか?
まずは、公共の場でゴキブリの話をするのは失礼である。そして、最低限の教養を身につけようということである。

以上、全く無意味なブログ終了!

[edit]

2013年5月に読んだ本(18冊) 

結局、この読書メーターのまとめでしかブログ更新できとりませんな。。。
さて、色々な人によく聞かれます。サラリーマンで普通に平日仕事して、子供たちに平日夜や土日に勉強教えて(しかも結構みっちり)、週末はテニスして、どこにそんなに本を読む時間があるのか?と。そして決まったように、「いやあ、単に通勤時間が長いからたくさん読めるんですよ」と答えている。

それでも、???という疑問が湧く。確かに、それでも5月も4月も18冊も読んでいる。18冊というと、二日に一冊以上は読んでいる計算だ。私も昔はせいぜい月に4-5冊。まあ速読おやじと言うからには猛スピードで速読できてるんちゃうか、と思われるかもしれませんがたぶん読むスピードはさほど速くないです。

じゃあ、なぜ???その解答はたぶん、次のようなものです。
1)再読本については一度読んだことがあるので、何となく内容を覚えており、そのために速い
2)同じ内容のビジネス本はだいたい内容が被る事が多いので、重複部分はかなり流して読める
3)好きな作家(村上春樹など)の文章スタイルは脳に浸みこんでいるので、なんだか分からないけどさっさと読める。
4)実はちゃんと読んでいない(笑)

ホントは4)が一番の正解かもしれぬ。。。。。

さて、5月の振り返りをしてみると、①いまだ冷めやらぬ村上春樹マイブーム(もう止められません)②仕事関係の本(やむをえず)をベースでした。

その中で5月のベストを選ぶとすると、「2052」です。成長と持続可能性の議論はずーーーーーっと前からなされていますが、少し経済的にスローダウンしてもいいから持続可能性を重視しようよというかつてのマルサス派(2052の著者もこっち派かな)と、いやいやイノベーションがあればどんどん成長できるよというソロー派の両論はいまだ決着つかず。そうこうしているうちに、本当に地球が持ちこたえきれなくなったらどうするんだろう??と、小市民の私は常に心配です。この本を読んでもその心配は減ることなく、逆にちょっと頭を抱え込んだりするのですが。とりあえず私としては個人レベルで出来ることをしようと。それしかないです、今のところ。

さて村上春樹の小説の中では、「ねじまき鳥クロニクル」。この筆の力は凄いです。いまだに私の春樹ベスト1は「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」なのですが、ねじまき鳥も結構肉薄してきました。さーて、6月もまだまだ春樹読み続けます。

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4833ページ
ナイス数:61ナイス

ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編感想
実は第2部で一度は完結していたらしいですね。確かに2部の最後の数ページはエンディングっぽかった。謎の女の正体もそこで明かされるし(それさえもすっかり忘れてた)。結局、妻のクミコは戻って来ない。謎のアイテム(井戸、顔の痣、野球のバット、208号室)の解釈は読者に放り投げられたまま。。。どこまで行っても、掴めそうで掴めない村上ワールド。そして、この時代背景はなんと1984年。そう1Q84と同じ!!さて、さて、このあたりの共通点も考えながら読むと、ワクワクしてくるかも。さあ、3部に突入だ。
読了日:5月1日 著者:村上 春樹


Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 04月号 [雑誌]Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 04月号 [雑誌]感想
「持続可能性」。このままだと地球は持たない。かつてのローマクラブの「成長の限界」や、ゴア氏の「不都合な真実」でも語られている。何となく世界の意見は一致している筈なのに、地球は破滅に向かってわき目も振らず走り続けているようにも思える。地球を救うためには、抑制してゆくことと、イノベーションを起こしてゆくことの二つが必要。公的セクターやNPOは前者を、企業などの営利団体は後者を推進して、この両者は時に対立する。でもパタゴニアやあのウォルマートだって両立している。僕も自分の仕事で持続可能性を考えてみよう。
読了日:5月4日 著者:


ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編感想
第2部で終わりかと思わせながら、これを上回る圧倒的な完結編となった第3部。1部、2部で謎だったアイテムが3部で繋がってゆく。村上春樹の世界でよく使われる”あちら側”と”こちら側”。どちらもリアルである。この両方の世界を隔てている壁をすり抜けるためには、強い思いと使命感が必要なのではないか。深い井戸は心の奥深いところで徹底的に思索するということの比喩なのか、そして水の出ない井戸というのは自分が空っぽになっているということ、最後に水があふれ出て、苦しいながらも自分を取り戻す物語なのか。勝手な想像だけど。。。
読了日:5月5日 著者:村上 春樹


NHK ラジオ 英語で読む村上春樹 2013年 04月号 [雑誌]NHK ラジオ 英語で読む村上春樹 2013年 04月号 [雑誌]感想
過去に英語で村上春樹を読もうとチャレンジしたことがある。実は家にもノルウェイの森の英語版がある。学生の頃、風の歌を聴けの英語版を買った。結論、「日本語の素晴らしい原文があるのに、なんで英語で読まんといかんとですか」(笑)。今回、興味本位でテキストを買ってNHK講座を聞いているが、翻訳の奥深さがよく分かる。微妙に変えているのだ。米国では物語そのものを短くしたり長くしたり、結構大胆に翻訳してテイストを米国人好みに変えるのだそうだ。さてテキストには春樹オマージュみたいな小説があったり、座談会ありと興味津津!
読了日:5月5日 著者:


ダンス・ダンス・ダンス(上)ダンス・ダンス・ダンス(上)感想
この本は色々と思い出深いです。ノルウェイの森現象の後に最初に出版された長編で。この作品で村上春樹は敢えて、大衆から逃れ、かつてのファンを取り戻そうとしたのではないかと思えますね、今から考えると。一般の読者を放り投げてね。でも、僕も含めて放り投げられたにもかかわらず、のめり込んでしまった(笑)一応、三部作の完結編となっているけれど、物語としては「羊」の方がずっとずっと完成されてるし、本作品については「ふーーん」という感じがないではないが、区切りをつけたかったんだろうね、僕や羊男に。もう20年以上も前なのか。
読了日:5月8日 著者:村上 春樹


20年で150億円を稼いだコンサルタントが教える!  稼ぐ力 50のルール20年で150億円を稼いだコンサルタントが教える! 稼ぐ力 50のルール感想
とりたてて目新しい事が書いてあるわけではありませんが、著者の実体験に基づくところが唸らされる。しかも綺麗な成功体験だけではなく、かなり厳しい局面が何度もあったと。それを乗り越えられる要因とは、かいつまんでいえば「人間力」だということがこの本のエッセンスだと思います。結構心にささったのは「お金儲けとは、”ありがとう”集め」だと。”ありがとう”を集めてゆけば、Give&Give&Giveを続けていれば、結果としてお金に繋がるんだと。成功とは自分ひとりで成されるものではないという当たり前の事に気付きました。
読了日:5月9日 著者:浜口 直太


夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神感想
前作同様を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。でも、それはこの作品が劣っているという意味ではなく、伝え方が違うから。「人を喜ばせること」が幸せへの一歩ということについて、お店で店員さんに「ありがとう」や「(食べ物だったら)美味しかったよ」と言うだけでも店員を喜ばせることができるというものがありました。とても単純な話ですが、僕も朝からありがとうって言うべき人に伝えていない気がする。妻に、子供に、駅員さんに、会社の同僚に、食堂のおばさんに、、ありがとうを伝えよう。で、結論=ガネーシャはおもろい(笑)
読了日:5月9日 著者:水野敬也


NHK ラジオ 英語で読む村上春樹 2013年 05月号 [雑誌]NHK ラジオ 英語で読む村上春樹 2013年 05月号 [雑誌]感想
テキスト読んで、ラジオを聴こうと思うんだけど英語が大量に聞こえてくると、たちまち睡魔がやってくる。。というわけで今月はじぇんじぇん聞けてません。でもテキストは面白いです。村上春樹を意識した短編とゲストによる対談集。さて、来月はどうしようかな。。英語の勉強にはあんまりならないかも。。。だって日本語のページばっかり読んじゃうし。
読了日:5月11日 著者:


ダンス・ダンス・ダンス(下)ダンス・ダンス・ダンス(下)感想
現実世界と非現実世界の行来という設定は、この後の村上春樹作品でもよく見られる形。その往来のために、ねじまき鳥では井戸が使われ、海辺のカフカでは石や森だったりする。そして本作品では羊男がその役割を果たしている。いるかホテルとは何の象徴だったのか?たぶん、それは主人公である僕の一部なんだろうな。おそらく、置き忘れた何かがそこにあるのだと思う。羊男は「踊るんだよ」と言ったけど、あれは余計な事は考えずにとにかく前に進めということなんだろうか。ってな感じ村上作品は結局解釈でいつも悩む。ま、それが面白いのだけどね。
読了日:5月13日 著者:村上 春樹


2052 ~今後40年のグローバル予測2052 ~今後40年のグローバル予測感想
「成長の限界」から40年、地球の物理的限界は分かっていながら我々人類はその資源を食い潰している。さて40年後どうなっているのか?もっと最悪の事態を想定していた私としては、この本の結論で済むのならまだマシかと。。それでもこのままだと地球環境を守るためというよりは損なった環境に対応するための投資が増え(これは富を生み出さない投資)、消費が抑制され、経済成長は鈍化する。でも予防的な措置は今の政治の仕組みでは取られないだろうと。嗚呼、人類よ、地球環境のことを考えて、行動しよう!自分自身の問題として。
読了日:5月14日 著者:ヨルゲン・ランダース


Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 06月号 [雑誌]Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 06月号 [雑誌]感想
イノベーションを推進しよう!なんて言ってる時点でダメらしい。イノベーションはしようと思ってできるものではないんだと。できるできないきあではなく、思いつくか思いつかないからしい。イノベーションを起こすためにやってはいけないことの一つはな・なんと「既存の顧客の声を聞かない」。確かにそれだと既存の枠組みから一歩も出られない。ジョブズのように、 自分の思いつきが実現すると何が起こり、世の中がどのように変わるのかというインパクトを生き生きとしたストーリーとして伝える力を持っていることが重要なんですな。
読了日:5月20日 著者:


ふしぎとうまくいく交渉力のヒントふしぎとうまくいく交渉力のヒント感想
私には交渉力全くありません。いつも高圧的な相手に言われっぱなし、妥協しっぱなしです(特に家庭において(笑))。ひとつ、テクニック的な言葉をご紹介しましょそれは”BATNA" Best Alternative To Negotiated Agreementの略ですが、まあ簡単に言うと「それがだめでもこの手があるさ」(笑)。自分の落とし所を持っていれば、交渉もしやすいってこと。例えば、最悪、「この仕事、条件悪けりゃ流れてもいいや」だと楽ですよね。さて子供に勉強させるという交渉のBATNAは何だ?(汗)
読了日:5月21日 著者:齋藤 孝,射手矢 好雄


海辺のカフカ〈上〉海辺のカフカ〈上〉感想
「世界の終わり」や「1Q84」でも見られるように二つのストーリーが最後に繋がるという構造の小説。村上ファンの僕だと、ここのこの部分がキーワードだな、とか色々な象徴的なモノに意味を見出してゆくのが面白い。この小説は更に、現実世界と非現実世界の二つをシンクロさせている点でも、重構造になっていてとっても興味深い。とかなんとかいって、文学部の学生みたいな知ったようなことを言っているが、結局そんなことはどうでもよい(笑)この小説の登場人物は、相当ユニークで面白く、またキャラも立ち過ぎている。(下巻の感想に続く)
読了日:5月21日 著者:村上 春樹


M&Aを成功に導く財務デューデリジェンスの実務M&Aを成功に導く財務デューデリジェンスの実務感想
デューデリジェンスってまあやってはいるけど、それに大きな声で言えないけど、ちゃんと系統立てて勉強したことないし、チームメンバーが「デューデリのポイントって、これでいいでしょうか?やはり〇〇と××は気になりますよね」と聞いてきても、「おー、そうだねー。僕もそう思うよ。じゃあよろしく」などと誤魔化している。ので、ちょっと勉強しようと思って(隠れて)速読した。結論:自分では絶対にできない高度でめんどくさい作業なので人に任せた方がベター。姉妹本で法務~の実務とか、税務、人事、IT、環境とかある。。はあ、多いわ。
読了日:5月23日 著者:


海辺のカフカ〈下〉海辺のカフカ〈下〉感想
(上巻の感想から続く)特にナカタさんとホシノ青年は最高だ。裏キャラで一押しなのはカーネル・サンダーズが出てくるところ。一歩間違えばギャグ漫画になりそうなところをよくもまあ意味も持たせるわと感心。さてこの小説のテーマって、父殺し?なのか。深読みし過ぎかもしれないけど、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を意識した。主人公の僕は喪失したままではなく、自分の生きる場所へ戻ってゆく。非現実世界ではなく現実世界でのエンディングにちょっとホッとした。なんでもこの小説、世界で相当評価されたらしい。なんでだろう。。。
読了日:5月25日 著者:村上 春樹


アフターダークアフターダーク感想
とても変わった形式の小説だ。夜遅くから明け方までの数時間の渋谷が舞台。そして語り手が完全なる第三者、というか私たち読者のことなのか。。またよくあるパターンの、二つのストーリーが重なってゆくというスタイル。村上春樹はよっぽど、あちら側こちら側というパターンが好きなのか、今回もあちら側の世界をテレビの向こう側に設定していた。全体的にとても静かで、音を感じない小説だった。舞台も深夜の渋谷だから、実際には喧騒があるのだろうけど、ヘッドフォンでしーーーんとさせれられた気分だったなー。9年ぶりの再読、謎が解けず。
読了日:5月26日 著者:村上 春樹


企業価値を高めるFCF(フリー・キャッシュフロー)マネジメント (CK BOOKS)企業価値を高めるFCF(フリー・キャッシュフロー)マネジメント (CK BOOKS)感想
今更ながらなんだよねー、キャッシュフローって企業評価するときに決まり文句のように使ってるけど、お前は本質的に分かってるのか?と聞かれると辛い。じゃあ、それを高校生の娘に分かりやすく説明できるのかと問われるともうお手上げである。この本は運転資金分析が何より大事で、それさえやっとけば、かなりの確率で倒産も余地できるとしている。こんな格言めいたことも書いてあった。利益は意見だけど、キャッシュフローは事実だと。要は利益なんてのは会計処理によって何とでもなるけど、ナンボ現金があるのかというのは誤魔化しようがない!
読了日:5月29日 著者:池田 正明


ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)感想
仕事で交渉の現場に立たされることが多い。いっぺん、まともに交渉とは何とやらの基本に立ち返って勉強し直そうと心がけてたどり着いた交渉のバイブル本。最近はハーバードとつけて、何やらありがたがる本が多いけど、この本は本物のハーバード大学の生成の書いたもの。原則立脚型の交渉とは、人と問題を分離し、立場ではなく利害にフォーカスし、複数の選択肢をつくり、客観的基準を強調する。たぶん、どんな交渉本もベースはこういうことなのかなと思います。小手先のテクニックではなく、論理的思考とコミュニケーションが大切ということかな。
読了日:5月31日 著者:ロジャー フィッシャー,ウィリアム ユーリー

読書メーター

[edit]

2013年4月に読んだ本(18冊) 

マンスリーブログの時間でございます。今回も一カ月貯め込んでいたので長いっす・・・

4月も3月程ではないにしろ読みました。テニスを再開したので読書の時間は少なくなった筈ですが、何せ僕には”ながーーーーーーい”(笑)通勤時間という強力な武器がある。読書のために準急や急行をスキップして普通に乗りこむことが多いので、朝は70-75分、帰りは60分とたっぷり!だから僕の通勤用リュックには常に本が2冊とKindle Paperwhiteが入っています。

さて、読んだ本のジャンルを見てみると、割とバランスが取れてる(後半の村上春樹フィーバーを置いておいて)かな。今月からじっくりと論文集みたいなものも読まないかんなということで、一橋ビジネスレビューとハーバード・ビジネス・レビューを読むことにしました。実は僕の家では新聞を取っておらず(あ、朝日小学生新聞は取っております)、またいわゆる週刊誌(ビジネス週刊誌も含む)も読まずなので、新しい知識は書籍から入れるだけ。大きな声では言えませんが、金融業界に属していながら日経新聞も読まんのです(笑)。一時期、読んでいた時期もありましたが、つまらんし(そういう問題ではないが)、結局翌週とか翌月になったら殆ど価値の無い情報になってしまうし、こんなもんに月4000円も払うのはもったいない!と止めてしまったのです。日経読んでいないと時折マズイこともありますが、まあ僕以外の殆どの人は読んでるし、「まっ、いいかー」と達観しております。

そうそう論文集を読むことにしたのは質の高い、そしてタイムリーなモノの考え方を知識として学ばないかんなと思ったからです。で、読んでみると、これが結構面白い。書籍だとどうしても、何を読むかについて自分自身のバイアスがかかってしまうので、偏ってしまいます。でも論文だといやおうなく、色々な人の意見を知ることができるので、とても興味深いです。論文といったって、とっても分かりやすく絵や図も多いので、大人の知的絵本みたいな雰囲気ですけどね(笑)

そして、今月のベストはビジネス書ではジャレド・ダイヤモンド著の「昨日までの世界」。この人の著作は奥が深く、また世界観が広い。生物学者と歴史学者と社会学者を足して3で割ったような見解だから、とても深みがある。ニューギニアなどの伝統的社会の生き方には学ぶべきことは多いし、また元から人類が持っていた本能やスキルを思い出させてくれる。面白かった箇所の一つに”塩”についての記述があった。かつて”塩”は極めて貴重なものでありながら、なかなか収集するのが難しい時代があった。そのせいで人類は”塩”を体に蓄積しようとする能力が備わっている。。。ということで自由に塩が手に入る時代、当然塩分過多になってしまいます(笑)。それから、狩猟民族だった時代、いつ何どき飢えるかわからない時代には、食べ物が手に入るとできる限り食べつくすという性質が人間には残っております。そのせいで、でぶっちょ(失礼)が増えるんですと。。。

さて小説では村上春樹の新作です。今回を機に、ノルウェイ以降の長編とこれまでの全短編を再読しようというキャンペーン(誰に何もあげないキャンペーンですが)を開始。もう日夜、村上春樹ですわ。もう泥沼から抜けられません。誰か助けてーーーーー。

2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4946ページ
ナイス数:25ナイス

ベンチャーキャピタルによる新産業創造ベンチャーキャピタルによる新産業創造感想
今週とあるカンファレンスでパネリストを務めることになり、やや専門外のことも話すので、知識を仕入れるために速読!最近、数学に凝っているので、普段喋ってることをこんな風に数式でさらさらっと説明してあると、とても頭がスッキリ!数学ってやはり論理的なモノなんだと改めて実感。さて、ベンチャーキャピタルについては日米比較で言うと、もう100倍くらい数字が違います。質も量も、、、、あのシリコンバレーの雰囲気を日本でも見たいものです。っていうか、お前が頑張れ!という話なのですが。はい、頑張ります。
読了日:4月2日 著者:鈴木友子


その日のまえにその日のまえに感想
涙を流したいとき、確実に泣ける本。僕にとって重松清のこの本は心のデトックス。主人公の家族の年齢がほぼ僕にとってビンゴ。数年前に読んだ時よりも、更に現実味が感じられ、もし同じ状況だったらと涙を流さずにはいられません。田園都市線の帰りの電車で涙ポロポロ流してしまうサラリーマンってどうよ。。。最愛の妻が癌で亡くなる「その日」を迎えるまでの夫婦の葛藤、余りにもリアリティーがありすぎて。。。さて、自分だったらどう受け止めるのか?逆の立場だったらどうするのか?せつなくて悲しくて、でも透き通った愛おしい物語。
読了日:4月2日 著者:重松 清


子どもの未来を守る―子どもの貧困・社会排除問題への荒川区の取り組み子どもの未来を守る―子どもの貧困・社会排除問題への荒川区の取り組み感想
日本の子供の相対的貧困率は15%だといいます。食べ物にも困るような絶対的貧困ではないにしろ、例えば修学旅行の費用を払ったり、習い事をしたり等をすることに苦労している家庭がそれほどあることを以前知りましたが、特に荒川区はその貧困率が高いようです。貧困の連鎖を止めるべく荒川区が行政としてやったことは、今後多くの地区でヒントになるかもしれません。私もこうした子供たちに安価で質の高い教育機会を与える活動に携わろうと思っていますが、やはり行政との連携は欠かせないようです。本当に地道な活動だなあと感心しました。
読了日:4月5日 著者:


一橋ビジネスレビュー 60巻3号(2012 WIN.―日本発の本格的経営誌 日本のものづくりの底力一橋ビジネスレビュー 60巻3号(2012 WIN.―日本発の本格的経営誌 日本のものづくりの底力感想
”日本のものづくり”神話はもう崩れてしまった。。複数の白物家電メーカーの衰退を目の当たりにする度にそう思っていました。が、そうじゃない!ってことも・・・。ものづくりと言っても、(この論文では小難しく)モジュール型とインテグラル型があって、単純なモジュール型は付加価値が付けられないからアジアに負けちゃうけど、複雑なインテグラル型(車等)はまだまだ強いぞ!みたいなね。円高と賃金の高さというハンディのうち、円高は少し薄れてきました。ものづくりといっても、付加価値の高い設計や基礎部分の製造は強い!!と思いたい。。
読了日:4月5日 著者:


知の逆転 (NHK出版新書 395)知の逆転 (NHK出版新書 395)感想
世界の頂点にいる知識人たちの「知の泉」に少しずつだけど触れることができる本。インタビュー形式なので、理解はしやすいものの、後で振り返ってみると、あれ・・・・・ってな感じ。奥深いところでは理解できてないな。。チョムスキーさんって読んだことないけど、戦争に対して(ナイーブでない)知識人があれだけNOと力強く言えるのは凄いと思う。原爆投下は人類史上最悪の犯罪だとかね。核抑止力なんてもってのほかだと。だからアメリカでは反米的として嫌われているらしい。
読了日:4月9日 著者:ジャレド・ダイアモンド,ノーム・チョムスキー,オリバー・サックス,マービン・ミンスキー,トム・レイトン,ジェームズ・ワトソン


流星ワゴン (講談社文庫)流星ワゴン (講談社文庫)感想
妻とは離婚を言い渡され、子供は家庭内暴力、会社はリストラされてしまう。人生に行き詰った主人公は「死」を考えるが、そこで出会うのが不思議な流星ワゴン。そこでは、主人公は過去に戻ることができ、人生が崩れてゆく様を何とか食い止めようとするが、過去は変えられないことに愕然とする。僕だって、「あの時、ああしていれば」と思うことは何度もある。けれども、どうやったって過去は過去。過去は事実として受け入れなければいけないけど、いま生きているのは現在。そして変えられるのは”未来”なんだと。せつなくて美しい小説です。
読了日:4月9日 著者:重松 清


仕事が速い人のすごい習慣&仕事術仕事が速い人のすごい習慣&仕事術感想
たまたま著者に会う機会があって、せっかく会うんならその前に一冊は読んでおかないと失礼にあたると思い、大急ぎで読んだ本。この手の本はもう結構読みつくした感があるので、さほど目新しいことは書いてはいないが、改めて”時間の使い方”の重要性を認識。さて、著者にお会いした感想ですが、すごくバリバリーーのイメージと思にっていたのが、意外とソフトで何だか肩すかし(笑)
読了日:4月11日 著者:浜口 直太


スプートニクの恋人スプートニクの恋人感想
新刊が書店のどこにも売ってない。。でも村上春樹の文章に触れたい、ということでさらっと読めそうな長編を一冊手に取りました。もう14年も前の作品なんですね。当時は殆ど印象に残らなかったのですが、「あちら側の世界に消えてしまう」という事がどういうことなのか、読後もすっきりとせず考え込んでしまいました。相変わらず理不尽なエンディングなのですが、唯一覚えているのは、森の奥から聞こえてくる奇妙な音楽。これまた何かの象徴なんでしょうか。また、これも相変わらずですが、ひとつひとつの文章に出てくる比喩表現。春樹ワールドだ!
読了日:4月14日 著者:村上 春樹


「象の消滅」 短篇選集 1980-1991「象の消滅」 短篇選集 1980-1991感想
初期の短編作品って、長編もそうだけどどことなくアメリカ文学の匂いがして、僕は最近のものより好きです。文章のひとつひとつが研ぎ澄まされているようで、意味が分からなくても、すんなり世界に入ってゆける。どの作品も好きだけど、タイトルだけでいうなら「午後の最後の芝生」とか。表題作の「象の消滅」はNHKラジオ講座でいま英語でもじっくりと読み込んでいるところです。お話として一番好きなのは「踊る小人」。一緒に踊っている女の子が醜く変わるシーンで、思わず顔を歪めちゃう。「パン屋再襲撃」なんか滅茶苦茶だね(笑)
読了日:4月17日 著者:村上 春樹


昨日までの世界(上)―文明の源流と人類の未来昨日までの世界(上)―文明の源流と人類の未来感想
ニューギニア島の山奥ではいまだに先進国側の人間からすると未開の社会がある。それを伝統的社会と呼ぼう。伝統的社会における紛争の解決法、戦争、子育て、高齢者のケア等の事例は、今の先進国の社会でも見習うべき点が多いのではないかと感じた。例えば紛争の解決法として、紛争の当事者は基本的に顔見知りなので、その後も関係が持続することを目的として解決する。刑罰の意味合いが我々の世界では抑止力や正義が問われるのに対し、そうではないようだ。嬰児や高齢者を殺すという話はおぞましいものもあるが、彼らの生活上は理に適っているとも。
読了日:4月18日 著者:ジャレド・ダイアモンド


東京奇譚集東京奇譚集感想
意外と一番のお気に入りの短編集かも。こういうファンタジーというか、世にも奇妙な物語的な話が大好きなので、久しぶりに読んだけど、あー、これこれ!ってな感覚が蘇ってきた。個人的なイチオシは「偶然の旅人」。舞台はうちの近くのモールかもしれんので(笑)
読了日:4月21日 著者:村上 春樹


神の子どもたちはみな踊る神の子どもたちはみな踊る感想
阪神大震災にインスパイアされて綴られた短編集。僕もあの時、西宮にいたのでその衝撃は分かる。その衝撃がこういった小説に変わっていったんだ。すぐそこにある「死」が、クローズアップされていたような気がする。何気ない日常を一瞬にして奪ってしまう地震、、3.11でも改めて実感した事実だ。最後の「かえるくん」の話、楽しく読めました。村上春樹は動物の擬人化はよく使う手ですが、このかえるくんはとても共感が持てました。NHKラジオ講座の「英語で読む村上春樹」でも取り上げられる予定。どんな英語になっているんだろうと興味深々。
読了日:4月21日 著者:村上 春樹


色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年感想
元々短編を書こうと思っていたものが長くなったと著者も云ってるとおり、1Q84やねじまき等の元からの長編作品とは趣が違う。その辺のところをはき違えると、酷評になってしまう。枚数的には今や中編(?)の国境やスプートニクに近い作品群かと思った。過去の事実に正面から立ち向かう多崎つくるは、これまでの厭世的な主人公とは異なる。僕も年齢を重ねたこともあり、多崎の苦悩を外側ではなく内側から読み取れた。これが出来るか出来ないかで作品の味わい方は異なるのではないか。でもね、僕は村上氏の文章がたまらなく好きなんですよ、結局。
読了日:4月21日 著者:村上 春樹


国境の南、太陽の西国境の南、太陽の西感想
初読は24歳のとき。主人公は37歳。おいおい、僕はもう主人公の年齢をあっという間に通り越してしまったよ。何という事だ。24歳のときにはまるで分からなかったことが、今は分かる。過去に置き去りにしてきた忘れ物と向き合うストーリー、、あれっ、これって新作の多埼つくると同じ展開か。過去を取り戻そうとして、現在を失いかけ、そして過去は永遠に戻ってこないことを悟らされる。何だか心を締めつけられる。そして、僕がもう24歳でも37歳でもないことに愕然としてしまうのだ。村上春樹の再読、さて、次は「ねじまき鳥」に決定!
読了日:4月23日 著者:村上 春樹


一橋ビジネスレビュー 2013年SPR.60巻4号: 特集 クロスボーダーM&A一橋ビジネスレビュー 2013年SPR.60巻4号: 特集 クロスボーダーM&A感想
最近のM&Aはクロスボーダーがキーワード。2012年は過去最大の件数・金額になったようです。円高の影響と思いきや、それは結果論のようで、一番は縮小する日本市場だけでなく世界に打って出なければという販路拡大のためというのが一番の理由のようです。日本人は海外企業の買収が下手くそという定説(?)を覆してくれる論文もありました。色々なやり方があるけれど、国内M&A以上に”人心を掌握する”ことが何よりも重要なのではと感じました。全部管理するのもダメだし、全部任せっきりもダメ。このあたりは経験が必要なんでしょうね。
読了日:4月25日 著者:


ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編感想
「ねじまき鳥と火曜日の女たち」の短編を元に長編化された作品です。他の短編に出てくる登場人物がそのままこの長編にも出てくる。このあたりのクロスオーバー感が村上ファンにはたまらない。老人の語りによる戦争の追憶シーン、特に”生きたまま皮を剥がれる”ってところが、一番印象に残っていて、今でも時々思い出して気持ち悪くなる。得体のしれない暴力の一つの例として使っているのか。とにかく、まあ変な人たちが沢山出てきますが、この非日常感、ファンタジックなところもいちいち面倒くさくて(笑)、楽しめます。
読了日:4月25日 著者:村上 春樹


昨日までの世界(下)―文明の源流と人類の未来昨日までの世界(下)―文明の源流と人類の未来感想
「宗教」「言語」について。宗教の定義って本当に難しい。著者は、宗教と”超越的存在”はやはり切り離されないと云う。それが社会秩序を維持するために変化していったのか。”戦争の正当化”も宗教の役割の一つのよう。世界には7000の言語があるらしい(えーっ!!)が、かなりの言語が消滅の危機にあると。センチメンタルな議論ではなく文化的な崩壊⇒社会問題を回避するためにも言語を救わねばと著者は述べる。チャーチルの有名な演説を例にとって、あれがドイツ語だったら英語との地位が逆転していたかも?とにかく知的好奇心が震える作品!
読了日:4月26日 著者:

ジャレド・ダイアモンド
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 05月号 [雑誌]Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 05月号 [雑誌]感想
新卒で会社に入って定年まで働き続けるという伝統的なキャリア形成は、もはや昔話になってしまうのかもしれない。と、既に一度転職した私はそう思うのですが、じゃあ、何がゴールなのかと問われると答えに詰まる。元マッキンゼーの伊賀氏はキャリア形成のステップとして(1)職業人生で達成したい「使命」を明確に(2)使命の達成を自分の職業に(3)職業人生におけるコントロールを自分で、が必要だと。まず私の場合は(1)を考える日々。そしてそれが出来たら、どうやって価値を作れるのかを考えて(2)に行きたいものだ。
読了日:4月29日 著者:

読書メーター

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